2005年11月のつぶやき

2005年11月29日(火)
息子からのプレゼント
実は昨日は私の誕生日でした。父が生きていた時から、私の誕生日は都内のホテルの鉄板焼きレストランでお祝いをすることになっていたので、昨夜も家族でそのレストランに集いました。私を子どもの時から知っているお店の方々に「おめでとう」と言われるのが、すでに気恥ずかしくなるほど歳を重ねたなと思うのですが、とても嬉しかったのは息子からのプレゼントです。
選挙の度に、浅田飴を一日一缶食べてしまうことから、我が家には浅田飴の空き缶がゴロゴロし、子ども達のビー玉入れや髪留め入れとして再利用されているのですが、息子が昨日私にくれたのは、リボンのついたその缶でした。
ふたを開けると、中にはいっぱいの「石」。
「きれいでしょう。集めたんだ」
誇らしげに言う息子。家族一同、笑いに包まれた瞬間でした。
以前にも書いたと思いますが、息子は収集癖があります。落ちている枝、セミの抜け殻(これはやめてほしかった…)、ビー玉。海に行った時には一日中貝を拾っているような子です。洗濯物を洗う時にはポケットに注意しないと、必ず何か入っています。最近、石が多いなと思っていたら、私のために大きさの揃った白、黒、グレーの石を集めていたんでしょう。
自分の誕生日よりも、息子の気持ちが嬉しかった日でした。
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2005年11月28日(月)
西村議員逮捕
西村真悟衆議院議員が弁護士法違反の疑いで逮捕されました。
党としては今日の午後に役員会を開き、西村代議士への党除籍処分ならびに議員辞職勧告を出すことになっています。今回の事件が、党へ温かい応援をいただいている方々に不信感を覚えさせてしまうことに対し、お詫びの気持ちでいっぱいです。
総選挙が終わってから、覚せい剤取締法違反と公職選挙法違反で党所属の前衆議院議員が逮捕されています。一つ一つの案件が報道されるたびに脱力感を覚えます。ただでさえ、選挙で大惨敗を喫し、新代表を選出しゼロからの再出発を図っているところです。定率減税廃止に、増税路線を打ち出す政府税調の方向とは違って、私たちはまず無駄遣いを徹底的に削減するところから始めよう、と少なくなった党の仲間とともに地道な努力を重ねているところでもあります。
今後、党への厳しい批判が続くことは避けられないと思いますが、私もふくめ襟を正して、誰のために政治を行っていくのかを再認識すべきと考えます。
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2005年11月25日(金)
風邪をひきました
風邪をひきました。
寒さに極端に弱いのですが、極寒の中国訪問、3日前の雇用保険三事業視察に行った直後から悪寒がしていました。
雇用保険三事業とは、事業主と労働者の納める雇用保険料を原資におこなわれる3つの事業で、雇用の安定、雇用福祉、能力開発を目的に各種様々な助成金事業や雇用促進住宅や研修セミナーなどを行っていますが、実に無駄遣いが多く、事業を委託されている特殊法人は天下りの温床になっています。視察に行った能力開発センターはセミナーを受ける研修者用の宿泊部屋を用意するも稼働率はなんと9.6%!、セミナーの部屋が余っているからと、20㎡の部屋を光熱費込みで月々25000円で民間企業に事務所としてレンタルしていますが積極的公募を行っていないので、申し込みはわずか9社しかないのです。さらに、双方向最新設備のテレビスタジオがあるのですが、2つのうち1つは使われていません。制作はNHK関連会社に年間約2億円で丸投げしています。どこが労働者のための施設なのか頭を抱えました。雇用保険料は小泉首相の任期中に2度値上げをされています。値上げをする前に無駄遣いを解消するほうが先です。党として、引き続き調査を進め、通常国会で大々的に取り上げていく予定です。
昨日はさすがに仕事ができる体調ではなく、夕方には帰宅をして、すぐさまベッドに潜り込みました。帰宅をした子ども達は私を見つけると
「あ、ママが帰っている!」(ごめんね、いつもいなくて…)
「お熱でてるんだよ!」(いや熱はないけど…)
口々に叫んで、息子は湯たんぽを用意してくれ、娘は水で冷やしたタオルを私のおでこにのせてくれました。
ジワっと感激した瞬間です。うつしてはいけない、と部屋を出させましたが、その後、なんと子ども達は自主的に宿題をして予習をしています!いつもは見られない光景です。子ども達の私への気遣いに感謝をしながら、早く風邪を治さねば、と思うのですが、今日は夜テレビ朝日「朝まで生テレビ」出演です…。
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2005年11月21日(月)
中国を訪れて
11月15日から19日まで岡田克也団長率いる総勢6名の仲間で中国を訪れていました。
10年前に住んでいた北京は、懐かしいとは全く思えないほどの変貌です。天安門を中心とする環状道路が5本(今は6本目を建設中)あり、それぞれ縦に連なる広い通りが整備されていますが、朝夕の車の渋滞は一時期のバンコクを超える激しいものがあります。動かないのです。北京には今900万台の乗用車があり、毎月4万台ペースで増えていて、今年度の販売台数は50万台を超えると聞きました。正直、これ以上車が増えれば街は機能停止になるのではと思ったほどです。
車が大衆化されることで、人々は移動の自由を手にしました。以前は北京市内だけ整備されていたインフラは今や郊外に伸び、広い国道、豪華なマンション、駐車場つきのレストラン、別荘にゴルフ場が続々と出現しています。北京市民の平均月収(国有企業)は約2万円。貧富の格差は都市と農村だけではなく都市内でも広がっていることを実感します。
北京で政府要人らとの会談を行った後、東北部の瀋陽市に飛びました。ここは日本時代の奉天です。鉄鋼の街として栄え、計画経済時代には長く中国経済を引っ張ってきた場所でしたが、改革開放で栄えた沿岸部とは対象的に発展から取り残された地域です。ところが、政府が東北開発に力を入れ始めた5年前から改革が進み、短期間で高層ビルが立ち並び外資系企業の誘致が盛んな市となりました。瀋陽市のもう一つの特徴は鴨緑江を挟んだ対岸が北朝鮮。中朝国境の位置する街です。驚いたのは中朝国境とはいえ、川には中間線がなく双方とも船で自由に行き来ができます。遊覧船に乗り、北朝鮮の対岸まで近づいたのですが、錆び付いた漁船が停泊し、およそ建物らしき姿が見えない北朝鮮の姿は、ビルが並び発展している瀋陽の街並とは比べものにならない様相でした。それでも、国交のある中朝間はヒトやモノの往来が盛んと聞きました。それは、国ではなく、瀋陽に多く生活する朝鮮民族と北朝鮮の人々の往来がもたらしているもので、「民族」のつながりを垣間見た思いです。
首相の靖国参拝で交流が途絶えている日本と中国ですが、経済面でも北朝鮮政策の意味でも日本は隣国の中国との付き合いを深く見直す時と痛感しました。日本の政界では「来年9月までは仕方がない」との見方がありますが、その間、アジアで存在感を増し続ける中国との交流が冷えきったままでいてしまう代償は取り返しのつかないものだと思います。
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2005年11月14日(月)
カニ騒動
昨日のことです。
母と子どもと夕飯の食材を買いにスーパーに行きました。鮮魚コーナーで立ち止まり目を爛々と輝かせている母。その手元には「上海カニ」がありました。無類のカニ好きな母にとっては大発見だったのでしょう。甲殻類アレルギーの私には何も興味もありませんが、驚いたのはその値段です。1杯280円!!この時期レストランでは「時価」との表示で、おそらく1杯数千円はする上海カニがなんと300円でお釣りがくるとは目が点でした。
3杯も買って、早速家でカニを蒸す容易をする母。私は子どものご飯を作っていましたが、突如背後で「ギャー」との叫び声がします。振り向くと颯爽と歩いているカニがいるのです。家で調理をしたことがない母は、紐できつく固く結ばれたままで上海カニを蒸すことを知らなかったようで、張り切って紐を切ったのでした。両手足を広く伸ばしてハサミを開くカニ。
「捕まえてよ」(母)
「何で紐を切るのよ!」(私)
「ほら、逃げる逃げる!」(母)
「あー、キャベツに上っている!」(私)
騒動を聞きつけた夫が、呆れた顔でカニを捕まえ調理をしてくれたので、その場は収まりましたが、なんとも賑やかな台所での一幕でした。ちなみに、3杯のカニをぺろっとたいらげた母は、その騒動をすっかり忘れたかのように言いました。
「美味しかったわぁ。安いし、また買ってこないと!」
その時間、お風呂に入っていて動くカニを見られなかった子ども達は残念そうに言います。
「今度も絶対、また、紐を切ってね」
我が家の週末はいつもこうして笑いのある時間を過ごしています。
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2005年11月11日(金)
再起を期して
「これまで、どんなことがあっても夜は眠れていたのに、9月12日の3時に家に帰って、心身ともに疲れきっていて、3時間後には起きて駅頭に立たないといけないから少しでも寝ようと横になったけれど、全く一睡も出来なかったんです。寝苦しい、ということを生まれて初めて経験しました」
昨夜、都内のホテルで開かれた樽床伸二前衆議院議員の再起を期す会で、樽床さんが話した言葉です。当選4回の実績に、与野党を超えた人脈を持ち、面倒見が良い方で、誰もに慕われている樽床さんが「寝苦しさ」を経験したとの告白に、おそらく私以外にもその場にいた多くの議員があの9月11日が痛く思い出されたのではと思います。
少し前、同じく今回惜敗をした手塚よしお前衆議院議員にも聞いたことがありました。
「9月11日以降、まだ、選挙中の夢を見て『あ、寝てる場合じゃない、演説に行かないと』と思って起きてから気付くんだよね。選挙は終わって負けたんだ、って」
当選させていただいてから1年半で、まして6年の任期が決まっている私にはその恐怖を本当に共有できるのかわかりませんが、応援演説で日本を走り回って小選挙区制度の怖さを疑似体験しています(私は選挙中からずっと髪の毛がバサッと抜ける夢に悩まされていました)。もちろん、この結果は有権者の選択なので言い逃れ等は出来ませんが、樽床さんや手塚さんの無念が心に痛く響きました。
「浪人生活は最長で4年間です。でも、この期間は僕に与えられた試練です。この苦しさを経て、全ての国民に平等な社会を作るために諦めずに挑戦します」
樽床さんの挨拶の後、温かい拍手が鳴り止みませんでした。
小さくなった民主党ですが、今週、総選挙総括作業を終え、公認内定基準を定め、党機構改革の中間報告が行われました。民主党が創る日本の姿を国民の皆様にお伝えする作業は着々と進められています。次の総選挙まで無職という立場に立たされる仲間のために、この国を必ず良くするために、私も出来る事を力一杯やっていきます。
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2005年11月9日(水)
特別会計
国会が閉じてから一週間になります。国会議員の方々は地元で政治活動をされているのか、永田町はずいぶん静かになりました。
そうした中、民主党の決算調査会チームの作業がいよいよ本格化してきました。「税金の無駄遣いを徹底的に探る」方針のもと、空港整備や産業投資、年金、労災保険など、31ある特別会計の事業の妥当性、お金の使われ方をチームのメンバーで分担をしながら調べています。
特別会計の歳入は平成15年度では総額で約400兆円、国家予算の実に5倍もの金額にあたります。法務委員会に所属する仲間からは、登記に関するコンピューターの入力作業について、民間業者ならば一件20円の単価で出来る事を一件570円で行っている会社がある、しかもこの会社の役員は天下りの官僚で占められている、といったような報告もあがってきています。調査がすすむにつれ同じような案件はいくつもあがってくるかと思われます。官は民間の補完です。民間に出来る事は民間に任せる方向で作業を進め、特別会計を改革し、一般会計への歳入に向けることを目的として迅速に作業を進めていきます。22日には、特別会計で作られたものの利用者のほとんどいない大型施設をチームのメンバーで視察に行く予定です。一体、どれくらいの無駄があるのか、また報告をします。
政府与党からは定率減税廃止に始まり、増税議論が本格化してきているようですが、私たちは増税で財政再建をするのではなく、無駄遣いを一掃することから始めます。
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2005年11月7日(月)
早稲田祭フォーラムに参加
先週末、ずっと子どもと約束していたディズニーシーへ行ってきました。普段の込み具合はわかりませんが、かなりの人で賑わっていました。乗り物45分待ち、と聞いただけで愕然とする私とは違って、嬉々として列に並ぶ子ども達に感心しながら、1日かけて思う存分羽を伸ばして遊んできたのですが、さすがは子どもの遊び場、同じくシーではしゃいで駆け回る子ども達の笑顔が本当にかわいらしかったです。夕方になると疲れて眠ってしまった子どもを抱きかかえるお父さん、まだ遊びたい、とぐずる子どもをなだめるお母さん、言う事を聞かない子どもを叱る両親などなど、育児をする親なら誰でも経験する姿に「自分だけではないんだ」などと胸を撫で下ろしました。
シーでは本当にたくさんの子どもが遊んでいました。ここにいると日本の少子化問題が嘘のようですが、この1年で、生まれる子どもの数は1万3千人減少し、今年上半期には、日本は初めて人口が減少しました。確実に人口減少社会、少子高齢化は進んでいます。
昨日、少子化問題を考えるシンポジウムが早稲田大学で開かれました。司会に筑紫哲也さん、ゲストには自民党から片山さつきさん、佐藤ゆかりさん、西川京子さんと、民主党から小宮山洋子さん、西村智奈美さんと私が参加をしました。3時間に及ぶフォーラムの中でわかったことは、政党、各論での違いはあるものの、少なくても、この場にいる7人全員は少子化問題の危機を認識し、なんとか解決策を探ろうとしていることです。政府も少子化対策としてのエンゼルプランを立ち上げ11年目に入りましたが、残念ながら効果は全く出ていません。何故、政策の効果が出ないのか、今後はその分析を探るというきめ細やかな政策を迅速に進め、現実的な対応をとる作業を急ぐべきで、子ども問題においては与野党でいい政策を競争していくべきだと深く痛感した時間でした。
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2005年11月2日(水)
守るべきは
昨日の夕方、新橋駅前広場で前原代表と共に街頭演説を行いました。
ブッシュ大統領の11月の訪日にあわせたかのように、これまで輸入が禁止されていた米国産牛肉の輸入再開が、食品安全委員会から政府に答申されました。前原代表は、輸入される外車は日本の安全基準の遵守が求められるのに対し、米国産牛肉は日本の基準をアメリカにあわせることの矛盾を訴えていましたが、全く同感です。
日本の牛肉は牛1頭1頭の個体識別が徹底されていて、生産地から小売店までのトレーサビリティ(履歴)の管理がされていますが、アメリカでは個体識別はされていません。あわせて輸入が解禁となる基準は、生後20ヶ月の牛肉とされていますが、アメリカでは「肉質」や「歯のはえ具合」などで実に緩やかに20ヶ月の区別をしています。また、狂牛病の原因究明、再発防止策も日本と比べると厳しいものではありません。
アメリカの上院議員からは、年内に日本が輸入を再開しなければ制裁発動も辞さない、との厳しい声があがっていますが、BSEの恐れのある牛肉を経済の理論で語る事はできないと思います。日本は、かつて血液製剤の危険を知りながら輸入を続け、薬害エイズを発症させてしまうという取り返しのつかない失政をしました。BSE感染牛から人に感染する危険性が否定されていない今、見るべきところはアメリカの顔色ではなく、日本国民の健康です。
米国産牛肉の輸入が再開された場合、その肉が学校給食、外食産業、加工食品に使われた時には原産国表示がなされません。知らず知らずに子どもの口にBSE感染牛肉が入ってはいけないと考えますが、与党の数の力で輸入再開が進められています。
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2005年11月1日(火)
所信表明は無く
世界19カ国から参加した20チームが2種目ずつ実施する個人戦、新体操のイオンカップ決勝戦を娘と見に行ってきました。アテネオリンピックで銀メダルや銅メダルをとった選手を始め、世界トップクラスの選手による競演は実に見応えのある、それは美しい競争でありました。新体操を習っている娘も身を乗り出して、その華麗なリボンやボールの種目に見入っていました。
結果はロシアのカプラノワ選手の優勝。リボンが足の先にからまってしまったり、手具を落とすなどのミスがあったにもかかわらず、圧倒的強さを見せた17才の選手です。天才、と評されている選手ですが、体型の維持や技術、表現力向上のための隠れた努力は並大抵ではないんだろうな、と思いました。
ところで、昨日、第三次小泉改造内閣が発足しました。昨夜から今朝のメディアの論調は「サプライズ」、「次の総理候補」に話題が集中しています。もちろん、新しい大臣、次の総理も国民にとって大切なことですが、新大臣がどのような政治を行っていくのかを表す所信表明演説はないままに今国会が閉じる事、そして、次の総理よりも今の総理が任期までにどのような政治を行い、どのように指導力を発揮するのかという視点が欠けているように思います。陰の努力が全く見えずに少子化担当大臣に任命された方が「サプライズ」だ、とはやし立てるのも腑に落ちない気がします。
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2005年10月27日(木)
「在勤手当て」
今日、総務委員会で国家公務員給与の改正案審議が行われ、私も質問をしました。
今回の改正では、人事院の勧告に基づいて一般職の国家公務員給与が0.3%引き下げられることになります。0.3%の引き下げが行われることで、国家公務員の給与が民間並みになるのかどうか。人事院が官民の給与格差を独自に調査する時の調査対象となる民間企業が、大企業の正社員のみを対象にしているなどの問題もありますが、私は、在外公館で働く外務省職員に支給される「在勤手当て」が人事院の勧告対象外だということに大きな疑問を感じています。
海外の在外公館で働く国家公務員には「在勤手当て」として、基本手当て、住居手当て、配偶者手当て、子女教育手当て、特殊語学手当てなどが支給されます。例えば、アメリカで働く11級の国家公務員には毎月最高で約104万円、中国ならば約160万円が「経費」として毎月非課税で支払われています。
世界で189カ所の在外公館で働く約3200人の外務公務員への在勤手当ては今年度で総額約257億円になります。このお金が本当に正しく使われているのか、適正価格なのか、果たして必要なのかなど、税金を財源にしているからこそしなけらばならない評価が、実は外務省内で非公開で行われていることも大きな問題です。
仕事内容、業績評価等の改革なくして、給与の額だけ減らしていくのは決して公務員制度改革にはつながらず、逆に公務員の士気の低下につながる恐れがあります。地方分権を進め、国と地方の在り方を再構築することから始め、国家公務員の仕事、地方公務員の仕事の住み分けを合理的に進めていく。そして、給与の過不足を適正に判断できる評価制度を作り出すことが、本当の改革だと私は考えています。
政府が重要施策に掲げる国家公務員改革を本気で進めるのであれば、例外や聖域を設けずに外務公務員の在勤手当ても、給与や期末手当てと同じように見直しや外部評価の導入を行うべきで、税金の適正な使われ方を国民に示すべきと思います。
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2005年10月25日(火)
安全性の確保はないまま
アメリカ産牛肉が12月に輸入再開される見通しになってきました。
昨日開かれた輸入牛肉の安全性を調査していた食品安全委員会での答申によるものです。答申によれば「特定危険部位を取り除く生後20ヶ月以下の牛肉を検査なしで輸入する」。この輸出条件が守られればアメリカ牛肉と日本の牛肉のリスクの差は小さい、としていますが、日本では子牛が生まれた時から個体識別を行い、食肉として処理され小売店で販売されるまでの過程がわかるようトレーサビリティが確立している上に、BSE対策として全頭検査を行っています。一方、アメリカでは個体識別が行われていないのみならず、子の牛が20ヶ月以上か以下か、との判断は歯の生え具合などという明確な基準なしで決められています。特定危険部位を本当に取り除けるのか、生後20ヶ月を厳格に判断できるのか、輸出の前提条件から無理があります。何故、この時期に急いでアメリカ産牛肉輸入再開なのでしょうか。来月ブッシュ大統領が訪日することと無縁ではないはずです。
他方、自民党の財政改革研究会は2015年度に消費税を12〜15%に引き上げ、全額を社会保障の公費負担にあてるという中間報告をまとめました。先月の総選挙時には「増税はしない」と公約していたことをすっかり忘れているのでしょうか。さらに思う事は、消費税引き上げ分をあてるという社会保障ですが、低負担低福祉なのか、高負担高福祉なのかという形どころか、現制度とどこをどのように変えるかの議論は全くありません。それどころか、国会議員年金廃止、との首相の指示に対して幹事長、ベテラン議員から不満、不平、反対の声があがり党内の意見はまとまっていません。増税はあくまで手段です。手段とは目的を達成するための過程にすぎません。誰もが安心できる社会保障の姿という目的を提示せずに、手段である消費税引き上げだけを中間報告する姿勢には全く共感できません。
そういえば、前原代表に対し「こいつ」発言をしたチルドレンの一人、片山さん。この方は日本語の前に、礼節を学んだ方がいいですね。

2005年11月29日(火)
息子からのプレゼント
実は昨日は私の誕生日でした。父が生きていた時から、私の誕生日は都内のホテルの鉄板焼きレストランでお祝いをすることになっていたので、昨夜も家族でそのレストランに集いました。私を子どもの時から知っているお店の方々に「おめでとう」と言われるのが、すでに気恥ずかしくなるほど歳を重ねたなと思うのですが、とても嬉しかったのは息子からのプレゼントです。 選挙の度に、浅田飴を一日一缶食べてしまうことから、我が家には浅田飴の空き缶がゴロゴロし、子ども達のビー玉入れや髪留め入れとして再利用されているのですが、息子が昨日私にくれたのは、リボンのついたその缶でした。 ふたを開けると、中にはいっぱいの「石」。「きれいでしょう。集めたんだ」誇らしげに言う息子。家族一同、笑いに包まれた瞬間でした。 以前にも書いたと思いますが、息子は収集癖があります。落ちている枝、セミの抜け殻(これはやめてほしかった…)、ビー玉。海に行った時には一日中貝を拾っているような子です。洗濯物を洗う時にはポケットに注意しないと、必ず何か入っています。最近、石が多いなと思っていたら、私のために大きさの揃った白、黒、グレーの石を集めていたんでしょう。 自分の誕生日よりも、息子の気持ちが嬉しかった日でした。

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2005年11月28日(月)
西村議員逮捕
西村真悟衆議院議員が弁護士法違反の疑いで逮捕されました。 党としては今日の午後に役員会を開き、西村代議士への党除籍処分ならびに議員辞職勧告を出すことになっています。今回の事件が、党へ温かい応援をいただいている方々に不信感を覚えさせてしまうことに対し、お詫びの気持ちでいっぱいです。 総選挙が終わってから、覚せい剤取締法違反と公職選挙法違反で党所属の前衆議院議員が逮捕されています。一つ一つの案件が報道されるたびに脱力感を覚えます。ただでさえ、選挙で大惨敗を喫し、新代表を選出しゼロからの再出発を図っているところです。定率減税廃止に、増税路線を打ち出す政府税調の方向とは違って、私たちはまず無駄遣いを徹底的に削減するところから始めよう、と少なくなった党の仲間とともに地道な努力を重ねているところでもあります。 今後、党への厳しい批判が続くことは避けられないと思いますが、私もふくめ襟を正して、誰のために政治を行っていくのかを再認識すべきと考えます。

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2005年11月25日(金)
風邪をひきました
風邪をひきました。 寒さに極端に弱いのですが、極寒の中国訪問、3日前の雇用保険三事業視察に行った直後から悪寒がしていました。 雇用保険三事業とは、事業主と労働者の納める雇用保険料を原資におこなわれる3つの事業で、雇用の安定、雇用福祉、能力開発を目的に各種様々な助成金事業や雇用促進住宅や研修セミナーなどを行っていますが、実に無駄遣いが多く、事業を委託されている特殊法人は天下りの温床になっています。視察に行った能力開発センターはセミナーを受ける研修者用の宿泊部屋を用意するも稼働率はなんと9.6%!、セミナーの部屋が余っているからと、20㎡の部屋を光熱費込みで月々25000円で民間企業に事務所としてレンタルしていますが積極的公募を行っていないので、申し込みはわずか9社しかないのです。さらに、双方向最新設備のテレビスタジオがあるのですが、2つのうち1つは使われていません。制作はNHK関連会社に年間約2億円で丸投げしています。どこが労働者のための施設なのか頭を抱えました。雇用保険料は小泉首相の任期中に2度値上げをされています。値上げをする前に無駄遣いを解消するほうが先です。党として、引き続き調査を進め、通常国会で大々的に取り上げていく予定です。
昨日はさすがに仕事ができる体調ではなく、夕方には帰宅をして、すぐさまベッドに潜り込みました。帰宅をした子ども達は私を見つけると「あ、ママが帰っている!」(ごめんね、いつもいなくて…)「お熱でてるんだよ!」(いや熱はないけど…) 口々に叫んで、息子は湯たんぽを用意してくれ、娘は水で冷やしたタオルを私のおでこにのせてくれました。 ジワっと感激した瞬間です。うつしてはいけない、と部屋を出させましたが、その後、なんと子ども達は自主的に宿題をして予習をしています!いつもは見られない光景です。子ども達の私への気遣いに感謝をしながら、早く風邪を治さねば、と思うのですが、今日は夜テレビ朝日「朝まで生テレビ」出演です…。

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2005年11月21日(月)
中国を訪れて
11月15日から19日まで岡田克也団長率いる総勢6名の仲間で中国を訪れていました。 10年前に住んでいた北京は、懐かしいとは全く思えないほどの変貌です。天安門を中心とする環状道路が5本(今は6本目を建設中)あり、それぞれ縦に連なる広い通りが整備されていますが、朝夕の車の渋滞は一時期のバンコクを超える激しいものがあります。動かないのです。北京には今900万台の乗用車があり、毎月4万台ペースで増えていて、今年度の販売台数は50万台を超えると聞きました。正直、これ以上車が増えれば街は機能停止になるのではと思ったほどです。 車が大衆化されることで、人々は移動の自由を手にしました。以前は北京市内だけ整備されていたインフラは今や郊外に伸び、広い国道、豪華なマンション、駐車場つきのレストラン、別荘にゴルフ場が続々と出現しています。北京市民の平均月収(国有企業)は約2万円。貧富の格差は都市と農村だけではなく都市内でも広がっていることを実感します。 北京で政府要人らとの会談を行った後、東北部の瀋陽市に飛びました。ここは日本時代の奉天です。鉄鋼の街として栄え、計画経済時代には長く中国経済を引っ張ってきた場所でしたが、改革開放で栄えた沿岸部とは対象的に発展から取り残された地域です。ところが、政府が東北開発に力を入れ始めた5年前から改革が進み、短期間で高層ビルが立ち並び外資系企業の誘致が盛んな市となりました。瀋陽市のもう一つの特徴は鴨緑江を挟んだ対岸が北朝鮮。中朝国境の位置する街です。驚いたのは中朝国境とはいえ、川には中間線がなく双方とも船で自由に行き来ができます。遊覧船に乗り、北朝鮮の対岸まで近づいたのですが、錆び付いた漁船が停泊し、およそ建物らしき姿が見えない北朝鮮の姿は、ビルが並び発展している瀋陽の街並とは比べものにならない様相でした。それでも、国交のある中朝間はヒトやモノの往来が盛んと聞きました。それは、国ではなく、瀋陽に多く生活する朝鮮民族と北朝鮮の人々の往来がもたらしているもので、「民族」のつながりを垣間見た思いです。 首相の靖国参拝で交流が途絶えている日本と中国ですが、経済面でも北朝鮮政策の意味でも日本は隣国の中国との付き合いを深く見直す時と痛感しました。日本の政界では「来年9月までは仕方がない」との見方がありますが、その間、アジアで存在感を増し続ける中国との交流が冷えきったままでいてしまう代償は取り返しのつかないものだと思います。

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2005年11月14日(月)
カニ騒動
昨日のことです。 母と子どもと夕飯の食材を買いにスーパーに行きました。鮮魚コーナーで立ち止まり目を爛々と輝かせている母。その手元には「上海カニ」がありました。無類のカニ好きな母にとっては大発見だったのでしょう。甲殻類アレルギーの私には何も興味もありませんが、驚いたのはその値段です。1杯280円!!この時期レストランでは「時価」との表示で、おそらく1杯数千円はする上海カニがなんと300円でお釣りがくるとは目が点でした。 3杯も買って、早速家でカニを蒸す容易をする母。私は子どものご飯を作っていましたが、突如背後で「ギャー」との叫び声がします。振り向くと颯爽と歩いているカニがいるのです。家で調理をしたことがない母は、紐できつく固く結ばれたままで上海カニを蒸すことを知らなかったようで、張り切って紐を切ったのでした。両手足を広く伸ばしてハサミを開くカニ。「捕まえてよ」(母)「何で紐を切るのよ!」(私)「ほら、逃げる逃げる!」(母)「あー、キャベツに上っている!」(私) 騒動を聞きつけた夫が、呆れた顔でカニを捕まえ調理をしてくれたので、その場は収まりましたが、なんとも賑やかな台所での一幕でした。ちなみに、3杯のカニをぺろっとたいらげた母は、その騒動をすっかり忘れたかのように言いました。「美味しかったわぁ。安いし、また買ってこないと!」 その時間、お風呂に入っていて動くカニを見られなかった子ども達は残念そうに言います。「今度も絶対、また、紐を切ってね」 我が家の週末はいつもこうして笑いのある時間を過ごしています。

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2005年11月11日(金)
再起を期して
「これまで、どんなことがあっても夜は眠れていたのに、9月12日の3時に家に帰って、心身ともに疲れきっていて、3時間後には起きて駅頭に立たないといけないから少しでも寝ようと横になったけれど、全く一睡も出来なかったんです。寝苦しい、ということを生まれて初めて経験しました」 昨夜、都内のホテルで開かれた樽床伸二前衆議院議員の再起を期す会で、樽床さんが話した言葉です。当選4回の実績に、与野党を超えた人脈を持ち、面倒見が良い方で、誰もに慕われている樽床さんが「寝苦しさ」を経験したとの告白に、おそらく私以外にもその場にいた多くの議員があの9月11日が痛く思い出されたのではと思います。 少し前、同じく今回惜敗をした手塚よしお前衆議院議員にも聞いたことがありました。「9月11日以降、まだ、選挙中の夢を見て『あ、寝てる場合じゃない、演説に行かないと』と思って起きてから気付くんだよね。選挙は終わって負けたんだ、って」 当選させていただいてから1年半で、まして6年の任期が決まっている私にはその恐怖を本当に共有できるのかわかりませんが、応援演説で日本を走り回って小選挙区制度の怖さを疑似体験しています(私は選挙中からずっと髪の毛がバサッと抜ける夢に悩まされていました)。もちろん、この結果は有権者の選択なので言い逃れ等は出来ませんが、樽床さんや手塚さんの無念が心に痛く響きました。「浪人生活は最長で4年間です。でも、この期間は僕に与えられた試練です。この苦しさを経て、全ての国民に平等な社会を作るために諦めずに挑戦します」 樽床さんの挨拶の後、温かい拍手が鳴り止みませんでした。 小さくなった民主党ですが、今週、総選挙総括作業を終え、公認内定基準を定め、党機構改革の中間報告が行われました。民主党が創る日本の姿を国民の皆様にお伝えする作業は着々と進められています。次の総選挙まで無職という立場に立たされる仲間のために、この国を必ず良くするために、私も出来る事を力一杯やっていきます。

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2005年11月9日(水)
特別会計
国会が閉じてから一週間になります。国会議員の方々は地元で政治活動をされているのか、永田町はずいぶん静かになりました。 そうした中、民主党の決算調査会チームの作業がいよいよ本格化してきました。「税金の無駄遣いを徹底的に探る」方針のもと、空港整備や産業投資、年金、労災保険など、31ある特別会計の事業の妥当性、お金の使われ方をチームのメンバーで分担をしながら調べています。 特別会計の歳入は平成15年度では総額で約400兆円、国家予算の実に5倍もの金額にあたります。法務委員会に所属する仲間からは、登記に関するコンピューターの入力作業について、民間業者ならば一件20円の単価で出来る事を一件570円で行っている会社がある、しかもこの会社の役員は天下りの官僚で占められている、といったような報告もあがってきています。調査がすすむにつれ同じような案件はいくつもあがってくるかと思われます。官は民間の補完です。民間に出来る事は民間に任せる方向で作業を進め、特別会計を改革し、一般会計への歳入に向けることを目的として迅速に作業を進めていきます。22日には、特別会計で作られたものの利用者のほとんどいない大型施設をチームのメンバーで視察に行く予定です。一体、どれくらいの無駄があるのか、また報告をします。 政府与党からは定率減税廃止に始まり、増税議論が本格化してきているようですが、私たちは増税で財政再建をするのではなく、無駄遣いを一掃することから始めます。

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2005年11月7日(月)
早稲田祭フォーラムに参加
先週末、ずっと子どもと約束していたディズニーシーへ行ってきました。普段の込み具合はわかりませんが、かなりの人で賑わっていました。乗り物45分待ち、と聞いただけで愕然とする私とは違って、嬉々として列に並ぶ子ども達に感心しながら、1日かけて思う存分羽を伸ばして遊んできたのですが、さすがは子どもの遊び場、同じくシーではしゃいで駆け回る子ども達の笑顔が本当にかわいらしかったです。夕方になると疲れて眠ってしまった子どもを抱きかかえるお父さん、まだ遊びたい、とぐずる子どもをなだめるお母さん、言う事を聞かない子どもを叱る両親などなど、育児をする親なら誰でも経験する姿に「自分だけではないんだ」などと胸を撫で下ろしました。 シーでは本当にたくさんの子どもが遊んでいました。ここにいると日本の少子化問題が嘘のようですが、この1年で、生まれる子どもの数は1万3千人減少し、今年上半期には、日本は初めて人口が減少しました。確実に人口減少社会、少子高齢化は進んでいます。 昨日、少子化問題を考えるシンポジウムが早稲田大学で開かれました。司会に筑紫哲也さん、ゲストには自民党から片山さつきさん、佐藤ゆかりさん、西川京子さんと、民主党から小宮山洋子さん、西村智奈美さんと私が参加をしました。3時間に及ぶフォーラムの中でわかったことは、政党、各論での違いはあるものの、少なくても、この場にいる7人全員は少子化問題の危機を認識し、なんとか解決策を探ろうとしていることです。政府も少子化対策としてのエンゼルプランを立ち上げ11年目に入りましたが、残念ながら効果は全く出ていません。何故、政策の効果が出ないのか、今後はその分析を探るというきめ細やかな政策を迅速に進め、現実的な対応をとる作業を急ぐべきで、子ども問題においては与野党でいい政策を競争していくべきだと深く痛感した時間でした。

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2005年11月2日(水)
守るべきは
昨日の夕方、新橋駅前広場で前原代表と共に街頭演説を行いました。 ブッシュ大統領の11月の訪日にあわせたかのように、これまで輸入が禁止されていた米国産牛肉の輸入再開が、食品安全委員会から政府に答申されました。前原代表は、輸入される外車は日本の安全基準の遵守が求められるのに対し、米国産牛肉は日本の基準をアメリカにあわせることの矛盾を訴えていましたが、全く同感です。 日本の牛肉は牛1頭1頭の個体識別が徹底されていて、生産地から小売店までのトレーサビリティ(履歴)の管理がされていますが、アメリカでは個体識別はされていません。あわせて輸入が解禁となる基準は、生後20ヶ月の牛肉とされていますが、アメリカでは「肉質」や「歯のはえ具合」などで実に緩やかに20ヶ月の区別をしています。また、狂牛病の原因究明、再発防止策も日本と比べると厳しいものではありません。 アメリカの上院議員からは、年内に日本が輸入を再開しなければ制裁発動も辞さない、との厳しい声があがっていますが、BSEの恐れのある牛肉を経済の理論で語る事はできないと思います。日本は、かつて血液製剤の危険を知りながら輸入を続け、薬害エイズを発症させてしまうという取り返しのつかない失政をしました。BSE感染牛から人に感染する危険性が否定されていない今、見るべきところはアメリカの顔色ではなく、日本国民の健康です。 米国産牛肉の輸入が再開された場合、その肉が学校給食、外食産業、加工食品に使われた時には原産国表示がなされません。知らず知らずに子どもの口にBSE感染牛肉が入ってはいけないと考えますが、与党の数の力で輸入再開が進められています。

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2005年11月1日(火)
所信表明は無く
世界19カ国から参加した20チームが2種目ずつ実施する個人戦、新体操のイオンカップ決勝戦を娘と見に行ってきました。アテネオリンピックで銀メダルや銅メダルをとった選手を始め、世界トップクラスの選手による競演は実に見応えのある、それは美しい競争でありました。新体操を習っている娘も身を乗り出して、その華麗なリボンやボールの種目に見入っていました。 結果はロシアのカプラノワ選手の優勝。リボンが足の先にからまってしまったり、手具を落とすなどのミスがあったにもかかわらず、圧倒的強さを見せた17才の選手です。天才、と評されている選手ですが、体型の維持や技術、表現力向上のための隠れた努力は並大抵ではないんだろうな、と思いました。 ところで、昨日、第三次小泉改造内閣が発足しました。昨夜から今朝のメディアの論調は「サプライズ」、「次の総理候補」に話題が集中しています。もちろん、新しい大臣、次の総理も国民にとって大切なことですが、新大臣がどのような政治を行っていくのかを表す所信表明演説はないままに今国会が閉じる事、そして、次の総理よりも今の総理が任期までにどのような政治を行い、どのように指導力を発揮するのかという視点が欠けているように思います。陰の努力が全く見えずに少子化担当大臣に任命された方が「サプライズ」だ、とはやし立てるのも腑に落ちない気がします。

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2005年10月27日(木)
「在勤手当て」
今日、総務委員会で国家公務員給与の改正案審議が行われ、私も質問をしました。 今回の改正では、人事院の勧告に基づいて一般職の国家公務員給与が0.3%引き下げられることになります。0.3%の引き下げが行われることで、国家公務員の給与が民間並みになるのかどうか。人事院が官民の給与格差を独自に調査する時の調査対象となる民間企業が、大企業の正社員のみを対象にしているなどの問題もありますが、私は、在外公館で働く外務省職員に支給される「在勤手当て」が人事院の勧告対象外だということに大きな疑問を感じています。 海外の在外公館で働く国家公務員には「在勤手当て」として、基本手当て、住居手当て、配偶者手当て、子女教育手当て、特殊語学手当てなどが支給されます。例えば、アメリカで働く11級の国家公務員には毎月最高で約104万円、中国ならば約160万円が「経費」として毎月非課税で支払われています。 世界で189カ所の在外公館で働く約3200人の外務公務員への在勤手当ては今年度で総額約257億円になります。このお金が本当に正しく使われているのか、適正価格なのか、果たして必要なのかなど、税金を財源にしているからこそしなけらばならない評価が、実は外務省内で非公開で行われていることも大きな問題です。 仕事内容、業績評価等の改革なくして、給与の額だけ減らしていくのは決して公務員制度改革にはつながらず、逆に公務員の士気の低下につながる恐れがあります。地方分権を進め、国と地方の在り方を再構築することから始め、国家公務員の仕事、地方公務員の仕事の住み分けを合理的に進めていく。そして、給与の過不足を適正に判断できる評価制度を作り出すことが、本当の改革だと私は考えています。 政府が重要施策に掲げる国家公務員改革を本気で進めるのであれば、例外や聖域を設けずに外務公務員の在勤手当ても、給与や期末手当てと同じように見直しや外部評価の導入を行うべきで、税金の適正な使われ方を国民に示すべきと思います。

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2005年10月25日(火)
安全性の確保はないまま
アメリカ産牛肉が12月に輸入再開される見通しになってきました。 昨日開かれた輸入牛肉の安全性を調査していた食品安全委員会での答申によるものです。答申によれば「特定危険部位を取り除く生後20ヶ月以下の牛肉を検査なしで輸入する」。この輸出条件が守られればアメリカ牛肉と日本の牛肉のリスクの差は小さい、としていますが、日本では子牛が生まれた時から個体識別を行い、食肉として処理され小売店で販売されるまでの過程がわかるようトレーサビリティが確立している上に、BSE対策として全頭検査を行っています。一方、アメリカでは個体識別が行われていないのみならず、子の牛が20ヶ月以上か以下か、との判断は歯の生え具合などという明確な基準なしで決められています。特定危険部位を本当に取り除けるのか、生後20ヶ月を厳格に判断できるのか、輸出の前提条件から無理があります。何故、この時期に急いでアメリカ産牛肉輸入再開なのでしょうか。来月ブッシュ大統領が訪日することと無縁ではないはずです。 他方、自民党の財政改革研究会は2015年度に消費税を12〜15%に引き上げ、全額を社会保障の公費負担にあてるという中間報告をまとめました。先月の総選挙時には「増税はしない」と公約していたことをすっかり忘れているのでしょうか。さらに思う事は、消費税引き上げ分をあてるという社会保障ですが、低負担低福祉なのか、高負担高福祉なのかという形どころか、現制度とどこをどのように変えるかの議論は全くありません。それどころか、国会議員年金廃止、との首相の指示に対して幹事長、ベテラン議員から不満、不平、反対の声があがり党内の意見はまとまっていません。増税はあくまで手段です。手段とは目的を達成するための過程にすぎません。誰もが安心できる社会保障の姿という目的を提示せずに、手段である消費税引き上げだけを中間報告する姿勢には全く共感できません。 そういえば、前原代表に対し「こいつ」発言をしたチルドレンの一人、片山さん。この方は日本語の前に、礼節を学んだ方がいいですね。

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