2006年4月28日(金)
調査結果
欲しい子どもの数より、実際の子どもの数が少ない保護者に「さらに子どもを増やしたいか?」と聞くと、「希望数になるまで増やす」と答えた人が最も多かったフランス、アメリカ、スェーデンに比べ、日本では「増やさない」と答えた人が最多。割合は2人に1人でした。その理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」。
「自国が子どもを産み育てやすいか?」。フランス、アメリカ、スェーデンでは「育てやすい」と答えた人の割合は約7割から9割。日本は「全く思わない」、「どちらかといえば思わない」が合わせて5割でした。
内閣府の行った「少子化社会に関する国際意識調査」の結果です。
実際に子どもを生んで、育てた実感で、「お金がかかる」と。だから、もう子どもを生めないという選択。
実際に育児をしてみて気付く事。この国は子どもを育てにくい。
少子化問題が言われてから、政府は10年かけて少子化対策を行ってきた、と胸をはります。であれば、この調査結果は何を意味するのでしょうか。年々続く出生率の減少はどうしてなんでしょうか。
今、行うべきは、実際に望まれている施策と、行われてきた政策が合致しない点はどこなのかという徹底検証と、実行力です。
2006年4月27日(木)
家の中で
誕生日に娘に一輪車をプレゼントしたのは約一ヶ月前。「汚れるから」と外では乗らずに、家の中でスイスイと移動を繰り返す娘。全く興味がなかった息子は、その姿を見てから「ぼくも練習する」と、ヨロヨロ乗り始めました。ただでさえ、狭い家の中にもかかわらず、先日、夫がバランスボールなる健康グッズを通販で購入。直径80センチもあるボールで、手まり歌を口ずさみながら玉突きをする娘、その横をヨロヨロと一輪車をこぐ息子。子ども達の間を走り回る犬に猫。「学校に遅れる!」、「勉強しなさい!」等々、叫ぶ私。
朝から我が家は賑やかです。
2006年4月26日(水)
NHKの改革
2年前、NHKの紅白歌合戦のチーフプロデューサーが番組制作費を私的流用していたことが発覚して以降、何件も同じような不祥事が立て続けに明らかになり、受信料未払いが止まらなくなりました。収入の9割を国民が支払う受信料に頼っているNHKは、500億円もの収入減という事態に対応するために、事業の見直しを盛り込んだ平成18年度予算と共に、3カ年の再生計画を強調しました。
3カ年計画には「不祥事を深く反省し、不正を起こさない、許さない、見逃さないという観点で内部規律を徹底する」と書かれていましたが、予算案が国会の承認を得た直後に、また同じ不祥事が発覚しました。
5年間かけて242件のカラ出張。額にして1762万円を手にし、ブランド物や飲食費に使い込んでいたスポーツ局の大下チーフプロデューサー。しかも、彼自身も2年前の不祥事を受けた信頼回復活動を行っていたといいます。
さらに、この不祥事は週刊誌の取材で明らかになったものを、NHKは会見で「内部調査」で明らかになったと偽っていました。
再生計画の内容が徹底されていなかったことは、信頼は「形」だけで回復するものと考えていたのでしょうか。
今や、テレビは1世帯に1台ではなく、車の中で、携帯電話で見る事ができる時代です。NHKの受信料のあり方、組織のあり方の抜本的改革が強く望まれます。
2006年4月25日(火)
補選から学ぶこと
昨日は、先の総選挙で惜しくも惜敗した元衆議院議員の方々を中心にした仲間と食事をしました。
話題は千葉補欠選挙が中心だったのですが、今、議員バッチをつけて活動させていただいている私たちと違って、党本部からの情報も、また仲間からの情報も限られているだけに、その勝敗は人ごとではない強い関心を持って見ていた、と。太田さんが勝ったことで、毎朝の駅での演説に対する人々の視線が変わった、と。
今朝の新聞の世論調査では、小泉首相への期待度と小沢代表への期待度が同じパーセントで報じられていました。
党首の力、です。
ここから先問われるのは、なんとかチルドレンと冠をつけられるのではなく、期待される代表のもとで活動する議員個人個人の政策能力です。学ぶ事、努力をすること、そして、議員としての活動を行う事。今回の補選は、学ぶところが本当に大きかったです。
2006年4月24日(月)
補欠選挙
昨夜、太田候補当選確実のニュースが流れた直後に、何人もの議員と電話で話しました。
言葉にならないほど嬉しかったです。
今回の千葉7区補欠選挙は、480分の1議席を争うだけのものではなく、この国の政治の将来を占うものでした。民主党が、巨大与党に対峙しながらも政権担当能力を示すことができるのか。小沢代表のもとに再生を果たす事ができるのか、を有権者の判断に委ねました。
かつてない、と言われるほど多くの国会議員が千葉に応援に入りました。投票率の低い補欠選挙は、組織力の強い与党に有利だとも言われました。それでも、結果は955票差とはいえ、勝利でした。
選挙の争点は「格差」。「格差はない」とする首相の意識を変える結果だと思います。
今国会は残り2ヶ月です。次は政策で闘う舞台が待っています。
2006年4月21日(金)
三鷹市の取り組み
昨日、参議院の総務委員会メンバーによる視察で三鷹市を訪れました。
来週から審議が始まる「住民基本台帳改正案」について、自治体のとられている施策を聞き、現場を見させていただきました。
三鷹市では、住民基本台帳の閲覧制度に関し、「DM等の営利目的の閲覧」に対し市民からの強い抵抗感があることから、清原慶子市長の強い指導力で、早くから個人情報保護に取り組んできています。
04年度の閲覧状況では、9割が販売営業や営利を目的とした市場調査に住基台帳が使われていましたが、05年度には、これまで、30分の閲覧にかかる200円の手数料をなんと3000円に値上げをし、さらに閲覧した個人情報を書き出す場合には1人分につき200円の加算料金を徴集することにしたところ、閲覧件数は前年に比べ半分以下に減少したのです。とはいえ、料金の見直しだけでは抜本解決にならないとの判断から、市が独自に条例を制定し、国・地方公共団体等の閲覧、弁護士等の職務上必要な閲覧、学術研究、報道機関の調査など公益上必要があると市長が判断した閲覧請求以外は基本的に認めなくしたところ、前年同時期に比べた閲覧請求はわずか0.9%まで激減したという結果が出ています。
他にも、DVやストーカーから被害者を守るための措置を講じるなど、まさに国がこれから改正しようとしている「住基法案」の中身を積極的に取り入れている姿勢を視察させていただきました。
とはいえ、首長や職員の意識や財政状態などから、全ての自治体で三鷹市と同じような個人情報に対する取り組みはなかなか出来ないのが実態ではないか、と思います。住んでいる地域によって、自分や家族の情報が守られているか否かが分かれてはいけないという視点からの質疑を行いたいと考えています。
2006年4月20日(木)
行政改革推進法案
昨日の衆議院、行政改革特別委員会。なんと26年ぶり(!)に質問に立たれた渡部国対委員長と、答弁をする小泉首相のやり取り等がメディアで紹介をされています。経験の長さからくる貫禄、ユーモアを交えた話術、さすがの質問でした。ところで、同じ日に民主党の武正公一代議士は、独立行政法人改革、各省庁が事業委託をする際の契約方法について質問をされました。武正代議士に「随意契約」の現状を聞かれた谷垣財務大臣と北側国交大臣。
「財務省発注の随意契約は7割。相見積もりは100%とっていません」(財務大臣)
「国交省発注の随意契約は件数で87.4%。相見積もりはとっていません」(国交大臣)
『随意』とは、辞書で調べると「思うまま。束縛・制限のないこと」とあります。各省庁発注の事業では、その契約が当たり前に行われ、少しでも無駄遣いを止めるために、複数の業者に見積もりを出させ比較をする「相見積もり」は全く行われていない実態が明らかになりました。
ネットを見る限りでも、家電から旅行まで、または引っ越し代や弁護士料金まで比較をしてくれる「見積もりサイト」がたくさんあります。家計のために、会社のために1円でも無駄にお金を使わないのは常識ですが、税金を預かる中央省庁では、この常識は通じていないのです。
政府提出の「行政改革推進法案」は、衆議院で与党多数で可決をされましたが、大臣答弁にあった各省庁の発注事業に見る「お金」の使われ方は、この法案では改革されていません。法案名に「改革」と名付けるのであれば、中身も伴うものにするべきと思います。
2006年4月19日(水)
住民基本台帳法
住民基本台帳制度が、今国会で改正される予定です。平成15年度から本格稼働した住民基本台帳ネットワークですが、住所、氏名、男女の別、年齢情報が誰にでも公開されていることから、利用者の7割がダイレクトメール等営業利用であることが明らかになっていること、また、情報を悪用した犯罪が発生したことなどから、制度改正の必要性が求められてきました。
来週から、参議院で法改正の審議が始まり、質問をする予定なので調べていたのですが、住基ネットのコンピューターシステム等の業務を委託されている「地方自治情報センター」という財団法人があります。ここは、住基ネット業務を行うための唯一の指定情報処理機関として総務大臣から指定され、都道府県知事が交付金を支出し、業務委託をされている法人です。
国が住基ネットを稼働させる際に、普及の推進をはかるとしていた住基カードがあります。このセンターは、人口3万人未満の市町村から委託を受けてカード発行業務も行っていて、その業務は、国の目指すIT社会を実現するために大きな意味を持っていますが、センター発行のカードも含め、日本で現段階で発行されている住基カードはわずか68万枚。国が推進する住基ネット普及に向けた活動を支えるセンター業務の費用対効果に疑問が残ります。
で、というか、やはり、と思ったのは、この法人の理事長、常勤理事は総務省からの天下りでした。理事長の月給は約90万円、常勤理事の月給は約70万円。厚生労働委員会に所属していた時に、労働関係を調べていると、特別会計からみの公益法人の役員はほぼ厚労省からの天下りだったことを思い出します。総務省でも天下り先を確保しているのです。省庁に聞くと、おそらく「職業選択の自由」と言うと思います。職業選択の自由は当然、民間人にも保証されています。ならば、役員を決める時に「公募」をするべきと考えます。
2006年4月18日(火)
教育とは
毎年、この季節になると、塾の案内のDMやチラシが大量に届きます。今朝目にしたチラシには、いくつかの問題見本が書いてありました。四角形がいくつかに分けられていて、色が塗ってあるものと白地のものがあり、面積が同じものはどの四角形でしょうか、という問題です。パッと見ただけでわかるものでもなく、じっくり考えないとわからない問題ですが、その横には「私どもの塾に通う小学校1年生になるお子様が解ける問題です」といった説明がありました。お受験するお子さん向けの問題で、この塾に通えばこうした問題がスラスラ解ける、というのでしょう。
6才から、こういった問答を教え込む。成績が良くないと、中学受験で実績のある塾には入れない。塾に通わないと、下校後に遊ぶ友達がいない。親の収入によって通える塾の数に限界が出る。
もちろん、私の子ども達も勉強ができるようになってほしいし、学力低下などとは言われたくありませんが、「教育」とは何なのか、と考えさせられます。
今朝の新聞には、小泉首相が教育基本法改正を今国会で行うと明言しなかった、という記事がのっていましたが、「愛国心」という文言を議論するよりも、もっと大切なことを議論すべきだと考えます。
2006年4月17日(月)
女の子
娘が「髪を切りたい!」と言い出しました。私と違って背中までのロングヘア。新体操の時にキュ、っと一本にまとめるため、と言ってのばしてきた髪です。もったいない、と思いつつも、この週末に一緒に美容院に行きました(ちなみに息子は1000円カット。男の子の髪型は正直張り合いがなくて…)。髪型カタログを真剣に眺め、私のカットを担当してくれているコウさんという美容師さんに相談し、結局5センチほどカット。コウさんの技で、サイドの髪がクルン、と内向きにカールする髪型になりました。娘は鏡を眺め、ご満悦の様子。
帰宅して、私の母に「可愛くなったね」と褒められ、息子には「いいじゃん」と言われ、すっかり気を良くしていたのに、全く気がつかないのは夫です。
「パパは気付いてくれない」、との娘の一言にすっかり落ち込むだけの夫です。
今朝、美容院で仕上げてもらったようにサイドの髪の毛をカールするようにブローをしてあげると、ご機嫌で学校に行きました。一方、同じく学校に出掛けようとする息子は、寝癖で髪の毛が立っています。「切りにいこうか」と声をかけると、「何か買ってくれる?」とのおねだり…。女の子はお洒落のさせがいがあるものです。
ところで、先週土曜日に手塚よしお元代議士の秘書がパパになりました。玉のような女の子が生まれたと知らされました。名前は「美桜ちゃん」。美しい名前です。親子で会話ができるようになるまで、まだまだ時間はかかりますが、元気に育っていってほしいと願っています。
2006年4月14日(金)
グァム移転費
在沖縄海兵隊グァム移転経費の日本負担分について、日米協議がなかなかまとまりません。昨日の防衛庁長官と米国防副次官会談でも、総額約1兆2000億円とされる移転費の75%を負担してほしいと日本に求めるアメリカ側に対し、日本は融資との合計が総額の5割を超えない範囲での負担を主張し、話し合いは今日も引き続き行われる予定です。
アメリカは「移転費」と言いますが、この経費には、グァムに新しく建設される軍の施設、家族の住宅、娯楽施設、人件費なども含まれています。そこには、在日米軍の駐留経費のうち約2440億円を負担する日本の「思いやり予算」と同じような発想で、移転経費のほとんども日本に負担を求めているのかな、と思います。そもそも、思いやり予算は、日米安全保障条約にも日米地位協定にも法的根拠はなく、在日米軍基地で働く日本人従業員の一部を日本側が負担するとした特別協定に基づくもので、協定が結ばれた78年には62億円だったものが、04年には2440億円にまでなっているものです。思いやり予算の使途を見ると、ボーリング場やカフェバーの従業員の人件費からベビーシッター、ダイエットコック(!)の人件費までもが含まれていて、そこまで思いやる必要が全く感じられないのが率直な感想です。
アメリカ側は、こうした日本負担の思いやり予算を当たり前としているから、グァムへの移転経費の大半を日本負担で求めてくるのかもしれません。 日本は当初、家族住宅分(約3000億円)ならば融資するとの姿勢だったものが、昨日は、新たに税金からの支出も負担の上乗せとして検討するという姿勢に変わってきています。協議を重ねて、最終的に、アメリカ側の主張を全部受け入れることになれば、一体、何のための協議になるのでしょうか。税金負担を強いられる納税者、国民の納得を得る形になるように、協議の行方に注目しています。
2006年4月13日(木)
愛する気持ち
今日は父の13回目の命日です。
朝、食事をしている時に子ども達に言うと、娘は言いました。
「じゃぁ、拝拝(パイパイ)しないと!(中国語でお線香をあげ拝む意味)」
息子に、今日のことを「命の日」と書いて「めいにち」と言うんだよ、と教えると、「ふーん。教えてくれて、ありがとう」と、素直に言いました。
話は変わりますが、子ども達の学校の図工では、月に1回、葉書に木や花や自然を写生させて、家族に送るという授業があります。これまで、子ども達は私や夫宛てに葉書を送ってきていましたが、今朝は、佐世保にいる夫の母の住所を聞いてきました。春休みに遊びに行った時のお礼だと言います。娘からの葉書が届いたら、義母はさぞかし喜ぶと思います。
昨日、与党は教育基本法改正案で焦点となっていた「愛国心」について、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」と表現することで合意をしました。
私は、どのような表現であれ、国を愛する気持ちを法律で明文化したところで、国民が愛国心を持つようになるのかな、と思います。台湾人の父と日本人の母のもとで生まれ、日本で育った私は、父から日本を愛する気持ちを素直に学んできました。桜が咲く、木々が紅葉するから四季のある日本は美しい。季節感のある食材を繊細に調理する日本料理を口に出来るから、この国で生活する喜びがある。生活の節々で父は日本を語り、私はその思いをまっすぐに受け止めてきました。国を尊び、この国に生まれて良かった、と思う気持ちの基本は家族だと思います。日本の良さ、は法律で教えてもらう事ではなく、祖父母から、両親から受け継ぐものだと。
今朝の食卓での子ども達の会話からは、学ぶことが多かったと思いました。
祖先や親族、家族を愛する気持ちを持つ子ども達に育ったことを、父の仏壇で感謝をしました。
2006年4月12日(水)
不正再発
NHKは、不祥事に端を発し、受信料不払いによる500億円もの収入減に対応するために、3カ年の経営計画を発表しました。そこには、信頼回復に向けた意気込みや経営改善計画とともに、不正再発防止策が掲げられています。そこには、「不祥事を深く反省し、不正を起こさない、許さない、見逃さないという観点で、引き続き内部規律を徹底します」とあります。
昨日、発覚したNHKスポーツセンターの大下チーフプロデューサーは、5年間で242件のカラ出張を繰り返し、総額で1700万円を着服、私的流用していたことが明らかになりました。しかも、カラ出張は、二年前から明らかになった一連の不祥事、制作費の着服事件以降も続けられていました。この大下チーフプロデューサーは、自身がお金を管理する立場にいたといいます。つまり、管理者がお金を私的に使える制度が温存されているのです。橋本会長は、「二度と不祥事を起こさないために全力をあげる」とお詫びしましたが、「不正を起こさない、許さない、見逃さない」というNHKの3カ年計画に掲げられた言葉がただただ虚しく、国会で予算を承認してもらいたいがための美文だったのではと思えます。
そうした中、総務省が、受信料不払い者に罰則を検討していると報道されています。払っている受信者と払っていない人の間の不公平感をなくすため、と説明していますが、不公平感解消の前にやるべきは、払った受信料が正しく使われているか、という不信感をなくすべきではないでしょうか。
2006年4月11日(火)
猫11匹
先週土曜日に子猫が4匹生まれました。クーという白ネコが毎年毎年生むのです。茶色が2匹、白くて頭に灰色の丸模様があるのが1匹、黒とグレーがまざったのが1匹。これで我が家の猫は11匹に…。今、家族で必死に里親を探していますが、子猫は可愛い。まだ目が開いていませんが、お母さんにピッタリと寄り添う姿を子ども達と一緒にうっとり、と眺めています。すると、いつのまにか私と子どもの間に入りこみ、ガビ(スピッツ、1才)も子猫を眺めているのです。しかも、尻尾をバンバン振りながら、今にもくわえたくてしょうがない目つきです。
「ガビちゃん、だめ!これはヌイグルミじゃないの!」
子ども達に怒られることがしばしばです。
犬2匹に猫だらけで、ただでさえ賑やかな家なのに、この日曜日には、息子がザリガニを3匹釣ってきました。「飼う」と言うのです。プラスティックの箱に砂を敷いて水を流し、ザリガ二の隠れ場所となるように竹筒を嬉しそうにセットする息子に反対は言えません。
かくして、我が家の夜は、ザリガニがガサゴソと動く音に、猫の鳴き声、犬の遠吠え…。熟睡できないのです。
2006年4月10日(月)
「公正な社会」を
先週金曜日に選出された党の新代表、小沢一郎氏を評して「ニュー小沢」という言い方がされています。
剛腕、辣腕、壊し屋…。これまでの小沢さんの政治手法をメディアは辛辣に表現してきましたが、今度は「ニュー」だと言います。
参議院議員になってから二年足らず。この間、院の違いもあり、私は小沢代表と共に仕事をさせていただいた経験はないので、ニュー以前、以後の姿を想像することはできないのですが、昨日のサンデープロジェクトで、目指す社会は「公正な社会」と代表が発言されたことは、党の方向性を新しく打ち出したと思います。
小泉首相を始め、与党の方々は「格差社会」はない、と言われていますが、女性のみならず男性でも増えている非正規社員。正規社員と比べると給料の格差は明らかに存在します。収入の格差は何につながるか。生活の質はもちろんですが、子どもを持つか持たないかという選択につながり、子どものいる家庭では、教育投資へ直結します。年収900万円以上で子どものいる世帯と、先週400万円以下で子どものいる世帯はほぼ同じ比率です。当たり前のことですが、収入の差が、子どもが通う塾や稽古事の格差につながります。通う塾の数、その塾のレベルは中学受験、高校受験の結果に直結します。教育の機会が、親の収入によって左右される現実を見ないで、格差社会はない、とするのは政治の怠慢だと考えます。
子どもも大人も。機会を平等に与えられる「公正な社会」を目指すという代表の姿勢に賛同します。
2006年4月7日(金)
新代表
菅直人さんが72票、小沢一郎さんが119票獲得。
今日、15時から開かれた両院議員総会で行われた代表選挙の結果です。
47票差で小沢さんが新代表に選ばれました。
来週月曜日には新執行部が誕生し、民主党の再生へ向けて歩みだすことになりました。メデイアで評される小沢代表への期待と不安。代表に望まれるのは、期待に答えるべく挙党態勢で今国会に臨み、国民の皆様に民主党に政権を託したい、と思っていただける政党にすることと思います。
2006年4月6日(木)
候補者の政策を
昨日、小沢一郎代議士の出馬表明会見が行われ、続いて菅直人代議士の会見が行われました。夕方のニュースから夜のニュース、そして今朝のラテ欄を見ると、ワイドショーから夕方ニュース、夜ニュースでは「民主党代表選挙一騎打ち」の見出しが並んでいます。
「小沢さん?菅さん?」
私の母から友人から、興味津々に聞かれます。
不祥事からの再生選挙、巨大与党に対し小さくなった野党第一党の代表選挙にここまで関心をいただくことに、正直驚いていますが、この話題性は小沢さんと菅さんのこれまでの経歴、人間性、政治家としての魅力がもたらしたもので、政治家として期待されているものの大きさを感じます。
などと、人ごとのようにつぶやきましたが、私も代表選挙で一票を投じる身です。実は、まだ、決めていません。明日開かれる代表選挙での、候補者演説を聞いて、どちらの方が民主党を組織として強くし、所属国会議員、党員、サポーター、党へ期待をしてくれる方々の声に答えてくれるのかを判断したいと考えています。
一つだけ要望を出しています。可能であれば、候補者の演説だけではなく、議員からの質問に答えていただける時間をいただければと思います。お二人の政策、理念はメディアを通じて聞いてはいますが、直接聞く機会はなかなかありませんでした。今、審議が始まっている行政改革への思い、少子化対策、教育改革、外交安保はどのように考えているのかを聞く機会があれば、メディアが独自に行っている「票読み」とは違う結果が出る可能性もあります。なにより、質疑応答を通じて伝わる候補者の政策を国民に伝える良い機会になると思います。
2006年4月5日(水)
代表選挙
昨夜、音羽にある鳩山会館で毎年恒例の鳩山由紀夫さん主催の「花見の会」が開かれました。120人前後の民主党所属の国会議員、公認候補者が招かれてそれは盛大な催しでしたが、今年は、テレビ局の中継車、カメラ取材、記者が大勢集まり、鳩山さん、菅さん、渡部恒三さん、前原さん、小沢さんの様子を取材され、桜を楽しむというよりは、今週金曜日に行われる党の代表選挙の行方に興味が集まっていました。
今朝の朝刊、テレビニュースの見通しでは、「菅さんと小沢さんの一騎打ち」と言われています。
どなたが代表になられても、国民の皆様の期待に答え、野党第一党としての存在感を打ち出し、同時にメール問題を二度と起こさないために、組織としてのマネージメントを実行してくれる力を求めます。
2006年4月3日(月)
子ども達の誕生日
この週末はバタバタでした。
先週金曜日の夜中、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」に出演した翌日の土曜日は、子ども達のお誕生日会でした。朝から子ども達のお友達が10人我が家に遊びにきました。眠っていない状態で、10人の子どもと遊びます。子ども達が家の中でおとなしくしていることはあり得ないので、全員を連れて近くの公園へ。娘と女の子達は桜の花びらを拾い集めています。一方、息子と男の子達は公園の池につかりながらオタマジャクシ取りに夢中です。「気をつけなさい!」と声をかける前に、すでに友達の一人は靴もズボンもびしょぬれです。「ママ見てー!」。ふと、気がつけば、どこから拾ってきたのかペットボトルに大量のオタマジャクシがつめられてます。一匹ならまだしも、固まったようなオタマジャクシは正直気持ちが悪いのです。夕方、お友達を見送るまで長い一日でしたが、はしゃぐ子ども達の姿に元気をもらいました。
昨日は子ども達の9才の誕生日。我が家では、子ども達が1才の誕生日の時から、お誕生ケーキを囲む双子と両親の写真を撮ってきています。一枚の大きな写真立てには、昨日、9枚目の写真を飾りました。赤ちゃんだった二人が育っていく様子が一目でわかりますが、しっかりと年を重ねている私と夫の姿も一目でわかるものです…。