ラジオ体操

子どもたちが、学校のクラブの合宿で家にいない日程を中心に、仲間の応援で地方を訪れています。先日、お孫さんがおられるという女性方と懇談する機会をいただいたのですが、ひょんなことから「ラジオ体操」の話題になりました。
私の子どもたちもこの時期は合宿に行っていない限り、ラジオ体操に積極的に参加をさせてきました。毎日続けること、スタンプをちゃんともらってくること、2週間を終えてお菓子をもらえることは、私が子どもだった頃はとても楽しみでした。残念ながら、今の子どもたちにとっては勉強や塾で夜が遅くて早起きが辛かったり、ゲームや遊びに夢中だったり、お菓子をもらえることがそれほど魅力的ではないようです。あわせて少子化の影響もあり、ラジオ体操に参加する子ども自体の数が減っていることもあり、我が家の地域のラジオ体操に参加する子どもも数人で、ご高齢者の参加者のほうが絶対的に多くなっています。
そんな話をしたところ、ある女性が私に言うのは「最近のお母さんの変化」です。何でも、この方の住まれている地域では、保護者の要請でラジオ体操の時間が6時半から7時過ぎになったとのことでした。つまり、早起きして洋服を着て、お化粧をして、子どもをラジオ体操会場まで連れて行くのに時間がかかる。だから、ラジオで放送されるラジオ体操番組の時間にあわせるのではなく、テープで流してもらいたいとの声が保護者から多く寄せられ、体操を始める時間を遅くずらしたと言います。中には毎日ではなく週3日にしてほしいとの声もあったと言われていました。
「最近のお母さんは…」
と、話は展開したのですが、私にはこの方々の思いも理解できるのと同時に、実際に育児をしているお母さんの思いもわかるだけに、私にしてはめずらしく
「そうなんですかぁ」
と、曖昧な返事をしたところでした。

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