昨日の華やかな閉会式で北京オリンピックが終わりました。毎日欠かさずチェックをしていたわけではありませんが、メダルを手にした選手、惜しくも逃した選手らの健闘ぶりがニュースなどで報じられる度に、選手、監督らの笑顔や涙の裏にどれだけの努力があったのかと思うと、つい感動をしてしまい、何度も涙していました。娘は深夜に放送される新体操に、息子は野球に釘付けになっていましたが、子どもから大人まで年齢を問わず、多くの人々を魅了させるオリンピックはやっぱりすごいな、と再び感動しているところでもあります。
さて、夏の最大のスポーツの祭典が終わりました。日常が戻ってきた時、メディアの報道や、人々の関心は何にうつるのでしょうか。
この夏、仲間の応援でいくつかの地方に行ってきましたが、必ず耳にしたのは「原油高」「物価高」への不満の声でした。車に乗らなくても、電車やバスなどの公共交通機関を便利に利用することのできる東京と違い、自家用車に代わる交通手段のない地域ではガソリン価格の上昇は家計を直撃します。また、原油高は消費者の不満の声のみならず、先月行われた漁業従事者の一斉休業に見られるように、生産者を含めて、全ての産業に影響を及ぼしてもいます。
原油高対策は、国会を開いて議論すべき課題です。ところが、通常国会が閉会してから2ヶ月たつ今も、国会は閉じられたままです。
福田総理の経済政策を批判された与党幹部の発言がニュースになっていましたが、報道されるべきは臨時国会の招集日程さえも積極的に決めようとしない総理の姿勢ではないかと思います。