呆れた

呆れた、としか言いようがありません。
三笠フーズが汚染米を不正に販売していた事件が発覚して以降、党の農林水産部門会議を緊急に開き、実態解明、再発防止策を講じるための議論を行ってきていますが、辞められた農林水産省の事務次官が「責任はない」と発言したように、私たちの会議に出席をし、事態の説明をする農水省の担当者からは積極的な情報開示や危機感を持った状況説明がされていません。
9月11日に最初の緊急会議を開いてから何度も会議を開き、例えば農水省が三笠フーズに96回行ったという検査報告書や、農政事務所職員と三笠フーズとの接待の細かな報告書など、事故米を国内各所に流通させてしまった原因を知るための資料請求を何度も農水省に対して行ってきていますが、未だに資料は開示されていません。ところが、今日開かれた党の会議で、農水省は大臣官房総務課名でこんな通知を省内に出していたことがわかりました。
「野党からの資料要求等については、既存の資料をそのまま提出するようなものを除き、各省庁限りの判断で資料を提出することは厳に慎み、(自)国対に予め相談すること。」
日付は、最初の会議を開いた翌日の12日です。三笠フーズに続いて太田産業、株式会社浅井という2社も事故米を流通されていたことが新たに発覚し、国民の食に対する不安が広がっている時に、農水省は省内に、野党に資料を提出する前は自民党の国対に相談することとする案内をしていたのです。
食べ物の安全を守るためにするべきことではない、と怒りをもって思います。

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