連日、参議院の予算委員会が朝10時から夕方5時まで続けられています。委員会に出席している時間以外に、予算に関する質問案を作成、資料の精査、法案を審議する会議に出席、部門会議や役員会の会議などなどの日程が詰まっていて、この時期は一度国会に行くと、日が暮れるまで外に一歩も出ない日が続きます。
実は、先週末から息子が風邪で熱を出し寝込んでいました。週末、私と夫が側に付いていましたが、ぬるくなった氷枕の氷を変える、枕元に用意した水筒からお茶を飲む、お腹が空いたら電子レンジでおかゆを温めて食べる、食後に薬を飲む(隠れてお菓子やアイスを食べる。漫画を読むなどなども…)。「へぇー」と思うほど、何でも1人で出来るようになっているのでした。息子がまだ小さかった時、熱性痙攣の体質を持っていることから、熱が38度を越えると私たちが注意して様子を見ながら、いつでも病院に駆け込む体制を整えていました。夜中に息子をおぶって何度も病院に行きました。熱に比較的強く、風邪をひいても数日で回復する娘と違って息子は寝込む期間も長く、私と夫が1時間刻みで仕事の調整を行い、お互い、仕事場と家を何度か往復することで看病し、どうしても調整がつかない時には母にお願いをしてきました。その頃と比べると、成長したなと素直に感動しています。
厚生労働省は昨日、育児休業申請時や休業明けに解雇や降格といった不利益扱いを受けたとする相談が、昨年10月から12月より、今年1月と2月で1.5倍になっていると発表しました。業績悪化の影響がこのような形で出ることはあってはならないと思います。また、子どもの風邪などで看護休暇をとられている方はどうなのかと思います。インフルエンザにかかった場合、1週間寝込むこともめずらしくありません。その間、仕事を休まざるを得ないために解雇された、などということもあってはならないと思います。
今日、参議院では予算委員会と並行しながら、厚生労働委員会で大臣の所信表明演説に対する一般質疑が行われます。この通常国会では法案審議はもちろんですが、できるだけ委員会を多く開き、急速に広がる雇用不安に対応するための質疑も行っていきたいと考えています。