今日開かれた参議院本会議で、平成19年度決算に対する本会議討論がありました。私たちは決算内容を是認せず、政府に対する警告決議に賛成の討論をしましたが、反対討論に立たれた自民党の議員が言われました。
「(警告決議は)野党の数の横暴です」
平成19年度決算検査報告では、会計法令等に違反した不当事項指摘件数が967件、1,254億円もの金額にのぼりました。これは過去最悪です。さらに、平成13年度の決算検査報告で改善が指摘された補助金事業が目標を達成していないこと、国際機関の信託基金について日本が拠出した10の基金、計726万米ドルの拠出残余金が有効に活用されていなかったこと、厚生労働省所管の天下り独立行政法人などへの委託費の中から不正な支出による別途経理や懇親会に係る飲食費などへの流用など不適切な会計経理が多数明らかになったこと、厚生年金の改ざんなどの問題が明らかになったことなどに対し、私たちは参議院として政府に遺憾の意を表明し、改善を望むために警告決議を提案し賛成したのですが、与党は「野党の数の横暴」だと指摘し、反対されました。
税金の無駄遣いの見直しを政府に求めることに反対する方々の意図が全くわかりません。