不要不急な購買を控えていただくようお願いいたします。

  今回の東日本大震災でお亡くなりになった方々へご冥福をお祈りいたしますと同時に、罹災なさったすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。今後も、日本政府は復興に向け全力で取り組んで参ります。

 連休目前ということもあるのでしょうか。相変わらず、ガソリンスタンドには長蛇の列です。

 ほか、スーパーやコンビニに行っても品薄状態が続いています。

 品物は充分にあるんです。生産能力は落ちていませんし、備蓄もきちんとしてあります。

 たとえば、お米は、6月末までに202万トンも余ることになっています。コメはなくなるのではなく、余るんです。

 買いだめに走るのは、度重なる余震、新しい地震、原子力発電所の問題などが続き、不安にかられた心理が影響している、と消費者庁では分析しています。

 では、生産能力が落ちてないのに、なぜ品薄状態になるのか。

 トラックがまともに動けないからなんです。

 たとえば都心ですら、トラックがまともに動けません。なぜかというと、給油が不足しているからです。自家用車による不要不急の給油が、物流のトラックを動かさないでいるんです。

 それでも、必死でスーパーやコンビニは品物をそろえようとしています。

 しかし、ペットボトルの水をいつもの430%(4.3倍)用意しても、2610%(26.1倍)もの需要があるんです。

 被災地への物資の支援を最優先しています。ぜひ、買い物の時には、不要不急な購買を控えていただくようお願いいたします。

現代ビジネス「蓮舫レポート」より。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2286

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