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蓮舫代表代行は6日午後、定例の記者会見を国会内で開き、記者団からの質問に答えた。
臨時国会を開かない政府の姿勢について問われた蓮舫代表代行は、「臨時国会を開催しないのは論外だ」と断じた上で、「与党は衆参で安定的過半数を持っていて国会を開かないということは、何か後ろめたいことでもあるとしか思えない」と厳しく批判した。来週に開かれる閉会中審査についても、「衆参で予算委員会がたったの1日ずつはあまりにもおかしい。現在山積している政治課題はあまりにも多い。政府が逃げているという姿勢を国民に伝え続けていく」「追及ありきで予算委員会を考えているわけではないが、週刊誌で報道されているような大臣にはしっかりと説明して欲しい。それで納得できないならば臨時国会を開いてほしいというのが国民の声だと思う」と答えた。
国の各行政機関が来年度予算の概算要求前に全ての事業について前年度の予算の支出先や使途を点検する「行政事業レビュー」が近く実施されることについての受けとめを聞かれると、「民主党政権の全てを否定した安倍政権だが、行政事業レビューは唯一残った。河野大臣が臨むということで非常に興味を持って注目したい。しかし過去2年は本予算に反映されず。行革の抜け道に使われてしまっている感がある。しっかりと監視していきたい」と述べた。特にスーパーコンピューターをはじめ科学技術分野については、「スパコンには1千億円と、多額の税金が使われている。費用対効果が見合っているかどうかを毎年チェックするべきだと思っている。日本原子力研究開発機構(JAEA)への交付金の見直しも俎上(そじょう)に乗っている。こちらは20年間で1兆円も注がれている。原子力に対して関心の高い大臣が、どこまで根本的な議論をしていただけるのか、見させていただく」と指摘した。
JAEAの「もんじゅ」は、仕分けレベルの話ではなく国会の委員会で議論するべきではないかとの質問には、「そこも含めて政治課題が山積しているので臨時国会開催を憲法を元に要求しているが、その声を聞かない政府だ。自分たちに都合の悪いことを閉会中審査を要求されても飲むとは思えない。臨時国会をきっちり開くべきだ」と重ねて強調した。
(本文及び動画は民主党HPより転載)