蓮舫代表は14日夕、中央労福協などが東京都内で開いた「奨学金制度の拡充を求める11・14市民集会」であいさつした。
民進党を代表してあいさつに立った蓮舫代表は、「親として、子どもが一生懸命勉強して大学に受かった時に、『ごめんね。学費を出すことが出来ない』と言いだすその辛さ。あるいは子どもにとって、希望の大学に受かった時に奨学金を借りざるを得ない切なさ、さらにその先に不安を抱える日々に政治はこれまで無関心だった」と述べた上で、「本則で言えば奨学金は無利子だ。しかし財政が悪化し、時の政権の判断で有利子に変わりその比率も重くなってきた。しかしようやく政治が動き出したと思っている」と指摘した。
奨学金拡充要求集会で蓮舫代表
この問題は与野党がぶつかるものではないとして蓮舫代表は、「この国の一人ひとりの可能性を広げるために、この夏の参院選で私たち民進党は給付型奨学金の創設を訴えた。国民の声の高まりを受けて、政府も来年度予算からは有利子から無利子に、そして給付型奨学金を創設すると判断した。成績要件や収入要件などで狭まる可能性はあるが、それでも第一歩だ」と、政府の取り組みを評価した。
「ここからどれだけ広げることができるのか、財源をどうするのかを、知恵を出し合って国会で前向きな審議をしていきたい。今日ここに奨学金制度の拡充を求めるために集まった皆さんの声が結実するように、われわれ民進党も全力で取り組んでいく」と蓮舫代表は述べた。
本文、画像ともに民進党HPより転載