蓮舫代表は6日午後、参院予算委員会での質疑後、記者団の取材に応じた。
蓮舫代表は「森友学園について、あまり取り上げる予定ではなかったが、福山哲郎議員の質問に対しての答弁があまりにも不誠実であり、われわれが言っていないことで総理が激高して答弁するところがあった。また松井一郎大阪府知事が記者団に学校を認可しない方針と話したことを確認したが、結局は自分たちは正しいという総理の自画自賛に使われてしまい、非常に残念。それ以外では、3.11が近いということもあり、あらためてエネルギー政策について認識を伺ったが、原子力をベースロード電源とする考えは変えないようだ」と述べた。
エネルギー政策について質問した狙いについては、「昨年12月20日、閣議决定された中に、これからの賠償費用のみならず、廃炉や汚染水費用も東電管内の新電力を使っている方たちにも2.4兆、消費税1%分が上乗せされていく。しかもこれが上限ではなく、これから国民負担が電気料、あるいは税金を通じて重くなっていく。決して原発は安くないという点を、しっかり議論をしておいた方がいい」と述べた。
北朝鮮ミサイルの関係でNSCが野党側の指摘で急きょ開催されるという状況については、「珍しいというより、緊張感が(なく、)異例」と述べた。ミサイル発射の第1報後、NSCを開くのであれば予算委員会を遅らせてもよいと福山筆頭理事と話をしていたと説明。その後、普通に予算委員会が始まったが、米国・韓国との一刻も早い情報共有のため、NSCの開催が必要だと判断し、「野党ながらあえて提案した」と述べた。
本文、動画とも民進党HPより転載