「熟議という役割りを放棄し、数の力で押し切ったことは納得できない」共謀罪の衆院採決に蓮舫代表が

蓮舫代表は23日夕、共謀罪が衆院本会議で可決されたことについて国会内で記者団の取材に応じた。

この中で蓮舫代表は共謀罪の衆院可決について、「国会での熟議という役割を放棄した瞬間だ」と指摘した上で、「法務委員会に差し戻してしっかりと審議すべきだと主張したが、いとも簡単に数の力で押し切ったことはとてもでないが納得できない」と、与党の自民・公明両党や維新のやり方を厳しく批判した。

今後の参院での審議のあり方については、「(衆院では)与野党の理事が丁寧な話し合いをして、法案の問題点をお互いが理解し、解決しようとする努力そのものが全て無視された運営だった。参院は熟議の府。まさか同じ政党でも自民・公明はこんな乱暴な議会運営はしないと思う」と、参院では丁寧な審議を与党側に求めた。

また蓮舫代表は金田法務大臣について、「審議が深まらなかった原因は全てを差し置いても金田大臣の答弁能力のなさだ。法案を全く理解していない。問題点は先送りどころか、棚上げをして数の力で押し切った」と、大臣としての資質のなさを指摘した。

都議選に向けての民進党の取り組みを聞かれた蓮舫代表は、「都議選の告示まで1カ月。党を挙げて全力で支援していく。私も朝のビラ配りなどをして支援させていただくなど、全ての議員ができるところから全面的に支援させていいただく。現在公認要請も含めて候補予定者は23人。とにかく1人でも多くの皆さんを勝たせていく」と力を込めて答えた。

本文は民進党HPより転載

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