【広島】原爆の惨禍、平和の尊さを次世代に語り継ぐ決意 蓮舫代表が平和記念式典に参列

米国の原爆投下から72年となる「広島原爆の日」を迎えた6日、蓮舫代表は広島市内の平和記念公園で開催された「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(平和記念式典)」、広島県動員学徒等犠牲者の会が主催する「広島県動員学徒等原爆死没者追悼式」、広島県原爆被害者団体協議会(広島被団協)が主催する「原爆死没者追悼慰霊式」に参列。原爆死没者への慰霊と世界平和への祈りを捧げた(写真は、広島被団協原爆死没者追悼慰霊式であいさつをする蓮舫代表)。

平和記念式典には約5万人が参列、開会式に続いて原爆死没者名簿奉納が行われ、この1年間で新たに死亡が確認された被爆者5530人の名前を書き加えた名簿を松井一實市長が原爆慰霊碑に納めた。これで死没者数は30万8725人となった。

平和記念式典に参列する蓮舫代表

式典に参列する蓮舫代表(写真は広島市提供)

松井市長は平和宣言で、原爆を「絶対悪」だと強調。「原子爆弾は、きのこ雲の下で罪のない多くの人々にむごたらしい死をもたらしただけでなく、放射線障害や健康不安など心身に深い傷を残し、社会的な差別や偏見を生じさせ、辛うじて生き延びた人々の人生をも大きくゆがめてしまった」「このような地獄は、決して過去のものではない。核兵器が存在し、その使用をほのめかす為政者がいる限り、いつ何時、遭遇するかもしれないものであり、むごたらしい目に遭うのは、あなたかもしれない」と警鐘を鳴らした。

国連で今年7月、122カ国の賛同で核兵器禁止条約が採択されたことに触れ、「核兵器廃絶に向かう明確な決意が示された」と高く評価。「各国政府は、『核兵器のない世界』に向けた取り組みをさらに前進させなければならない」と訴えた。特に日本政府に対しては、憲法が掲げる平和主義を体現するためにも条約の締結を促進するよう要請、「核保有国と非保有国との橋渡しに本気で取り組んでほしい」と求めた。

安倍総理はあいさつで、「核なき世界のため、核保有国と非核保有国の双方に対して働きかけを行うことを通じ、国際社会を主導する」と述べたものの、条約への言及はなかった。

原爆投下時刻の午前8時15分には遺族代表と子ども代表の突く「平和の鐘」の音が響くなか、参列者は黙とうを捧げた。

動員学徒原爆死没者追悼式典献花する蓮舫代表

蓮舫代表は式典後、広島県動員学徒等犠牲者の会が主催する動員学徒原爆死没者追悼式典で献花するとともに、広島県原爆被害者団体協議会(広島被団協)主催の原爆死没者追悼慰霊式典であいさつ。このなかで蓮舫代表は、原爆死没者への慰霊とともに今なお放射能による健康被害や、心のいたみを負っている原爆被爆者へのお見舞いの意を述べ、「私たちは平和を守り続けていく」と誓った。

年々被爆者が減少していく被爆者の高齢化の問題にも触れ、「自然の流れには逆らえないが、戦争を知らない私たちの世代が被爆者の皆さんの思いや二度と繰り返してはいけない原爆の恐怖、平和の尊さを次の世代に伝えていかなければならない」と表明。被爆者の高齢化が進むなか、原爆症認定の遅れにより今なお救護措置を受けられずにいる被爆者が多くいるとも指摘し、「こうした被爆者やその家族、支える人に寄り添い、被爆者支援策に取り組んでいく」と述べた。

あいさつする蓮舫代表

核兵器禁止条約については、「とても大きな、画期的なことだった」とあらためて意義を説いた上で、日本政府は欠席していたこと、核保有国が1国も参加していなかったことなど課題はあると指摘。「民進党は、日本が核保有国と非保有国の橋渡しになれるよう、これまで以上に活動していきたい」「日本国憲法の平和主義、非核三原則を堅持していくことを約束する」と力を込めた。

黙とうを捧げる蓮舫代表(写真は広島市提供)

黙とうを捧げる蓮舫代表(写真は広島市提供)

本文、画像は民進党HPより転載