【広島】女性のコロナ禍での現状とこれからの活躍について考える、蓮舫代表代行が集会にオンライン参加

蓮舫代表代行は1日、衆院広島県第3区総支部(総支部長:ライアン真由美)が広島市で開催した、コロナ禍での女性の現状とこれからの女性活躍について語り合う集会に東京からオンラインで参加しました。鷹廣純県議会議員が司会を務めました。

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蓮舫代表代行は新型コロナウイルスの新たに確認された感染者が昨日、東京で4,000人、全国で1万2000人を超えたことを挙げて危機感を示し、「政府の危機管理、感染症対策に疑問がある。菅総理は人の流れは減っていると言ったが、本当だろうか。たとえば東京の新宿や渋谷、原宿は若い人で溢れている。オリンピックと感染拡大は関連がないと総理は言われるが、私は違うと思う」と述べました。総理が切り札とするワクチン接種は当然進めなくてはならず、立憲民主党も接種円滑化のための法案を提出しており、新規感染が増えている20代、30代と、重症化が増えている40代、50代への接種を迅速化する必要があると述べました。

米国で発生した集団感染で感染者の7割がワクチン接種を2回受けていた事例を挙げ、ワクチンを2回打ったら、もう罹らないということではなく重症化は防げるかもしれないが感染することがあると説明し、「感染が拡大している今はステイホーム、緊急事態宣言発出地域の人が移動しないようにすること。自粛と補償はセット。徹底的な検査による早期発見、早期隔離、早期入院。医療機関を徹底して支援することが求められている」と述べました。その上で、立憲民主党はコロナ対策に関わる一連の法案をすでに提出していると紹介し、こうした法案を審議、実現するために臨時国会の開会を政府・与党に強く求めていると話しました。

衆院選では政治とカネの問題も大きな争点となるとし、河井克行・案里夫妻の選挙買収事件、秋元司議員のカジノ汚職、吉川貴盛元農水大臣の鶏卵汚職事件が相次いだことを挙げ、「誰も説明しないで終わりになっている」と指摘し、自民党で自浄作用が働かないことを批判しました。

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次に管理栄養士で、食品ロス、フードバンクを専門とする美作大学生活科学部食物学科特任教授の原田佳子さんからコロナ禍でのフードバンクの状況についてお話を伺いました。原田さんは広島市安佐北区で2007年からフードバンクを運営されています。

フードバンクで生活に困窮しているかどうかの判定が難しいため、従来は個人ではなく困窮者を支援する団体に食品を提供してましたが、コロナ禍で状況が切迫し、個人に届くまでに時間がかかってしまうため、支援を求めてきた個人に直接配布することになりました。同フードバンクでは101人(のべ196人)に援助し、そのうち約6割にあたる61人が女性で、その半分の31人がシングルマザーで複数回にわたって援助を受けた方もいます。

依頼者のおかれた状況について「子ども3人。もともと給料は少なかったが、コロナ禍でより少なくなり、子どものアルバイトも減った。長女は大学を退学する予定」「生活保護を受けているが家賃や光熱費を払うと食費までまわらない。エアコンが壊れたが手元に4,000円しかなく修理代が払えない」「8歳と4歳の子どもがいて、自分と上の子どもに障がいがある。コロナで仕事が見つからず、これからどうしていいのか見当もつかない」といった紹介がありました。また、中には子どもには食事を食べさせるが親は3日食べずに過ごしたとか、もやし、そうめんしか食べていない、肉や魚はほとんど食べられないという話も聞くとのことでした。

原田さんは、コロナ禍でもともと苦しい人たちがますます困った状態に陥っており、困窮者には女性が多くとりわけシングルマザーの状況は深刻だと説明しました。そして、フードバンクは今日、明日の食料は提供できるけれど、できることには限度があり、根本的な対策は政治、行政の役割だと話しました。

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次に、ライアン総支部長が自身の体験をもとに、どうしたら日本社会で女性が自分らしく活躍していかれるかについて話しました。自分が社会に出たのは男女雇用機会均等法、総合職ができて間もないころで、自宅から通勤できる女性だけが採用され、男子学生にはしないのに女子学生には興信所に身元調査をさせ、社内結婚すると決まって女性が寿退社するような時代だったと振り返り、それから30年たって日本社会の本質は変わっただろうかと問いかけました。法人営業に従事し、良い企画ができても自分だけでは聞いてもらえないのに、男性の上司が同席するとなぜか企画が通る。理不尽だと思いつつ、会社の中で仕事をこなすため「わきまえる女」を通していたが、アメリカに赴任したことを契機に理不尽なことを黙っていては心の健康が保てないと思うようになり、会議でも自分の考えをしっかり話す、意見を表明する「わきまえない女」になり、役員として20年間勤めたと説明しました。社内外の多くの女性から相談を受けてきたというライアンさんは、女性はインポスター症候群(注)に陥る人が多いが、自分の強みに自信をもって強く生きていほしいと語りました。

また、女性は非正規労働者が多いことについて、「日本では子育てが終わった人が正社員として復帰する環境がないことが問題」と指摘し、収入が低いことで生きていく上でさまざまなチャンスが損なわれていると話しました。海外では子どもを産んだ後に、それまでのポジションに復帰し、社会的に地位があり、社会を引っ張っている女性がたくさんいると紹介し、日本社会もそのように変える必要があると語りました。

(注)これまでの成功は自分の力によるものではない、ただ運がよかっただけで、周囲が手助けしてくれたからに過ぎないと思い込み、自分のキャリアはまがいものだと後ろめたく感じたりし、不安な心理状態に落ち込んでしまったりすること

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その後、3人のトークに移りました。蓮舫代表代行は、原田さんのフードバンクの活動に敬意を表した上で、コロナ禍で女性の生活困窮、DVが増えていることに言及し、困窮者への対応について「菅総理と枝野代表は明らかに違う。菅総理は自助と主張しているが、枝野代表は公助が必要だと訴えている」と強調しました。たとえばフードロスを削減することにより、それによって削減できた経費を福祉サービスに回すなど、よい循環をつくっていくべとの考えを示しました。

原田さんは、菅総理からまずは自助をすべきだと聞いた時は「ずっこけた」と打ち明け、食料の援助を求めてくる方たちは、ギリギリまで我慢し、もっと困っている人がいるのではないかと申し訳なさそうに頼んでくるのだから「総理にはもっと現実をしっかり見ていただきたい」と語りました。2020年の女性自死者が急増していることを挙げ、その原因は家族問題が多く、背景には家族の中での女性蔑視、差別が根強く残っているのではないかと分析しました。広島県議会では議員64人中、女性議員がたった3人、国会でも女性議員が衆院で10%、参院で20%程度にとどまっていることを取り上げ、「女性の悩みは女性しかわからない部分がある。女性の問題の解決にあたるために、女性議員を増やすのが切実」と語りました。

ライアン総支部長は、男性だから、女性だからということではなく、多様性を力にする社会にしていきたいと話しました。

蓮舫代表代行は、「男性と女性のいる選挙区では、女性候補に勝たせてほしい」と呼びかけました。また、女性議員が女性特有の問題について発言し、表に出していくことで、男性議員が理解し、政策となり、世の中の男性もそれに気づき、社会に広がっていく感じていると話しました。

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来場者との質疑応答の後、ライアン総支部長が、「立憲民主党は次の衆院選挙で覚悟を戦ってまいります。これからターボをかけて、秋に向かって皆で戦ってまいります」と決意を述べ、集会を締めくくりました。

集会の後、衆院広島県第2区の大井赤亥総支部長、3区のライアン真由美総支部長、5区の野村功次郎総支部長が街頭演説をおこないました。

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左から野村功次郎総支部長、ライアン真由美総支部長、大井赤亥総支部長
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本文、画像とも立憲民主党HPより転載

https://cdp-japan.jp/news/20210801_1868