委員会・・・議員の中から委員を選び、議案について調査・審議を行う機関。常任委員会(第1種、第2種)と特別委員会がある。常任委員会は、国会法に規定された常設の委員会で、現在、参議院においては、17の委員会がある。付託された法律案などの案件を審査し、また、議長の承認を得てその所管に属する事項につき国政に関する調査を行う。
常任委員会・・・第1種(内閣、総務、法務、外交防衛、財政金融、文教科学、厚生労働、農林水産、経済産業、国土交通、環境)、第2種(基本政策、予算、決算、行政監視、議院運営、懲罰)の各委員会がある。通常選挙後初めて招集される国会において非改選議員を含めた全議員に新たに常任委員の選任が行われる。議員は必ず第1種委員のうちいずれか1個の常任委員に選任され、各委員会の府省庁の所管事項や予算・決算などについて議論が行われる。
特別委員会・・・(現在設置されているもの:災害対策、沖縄北方、倫理選挙、拉致問題、ODA、消費者問題、震災復興、一体改革)は国会ごとの必要に応じて設けられ特別委員の選任はその際に行われる。
上記委員会以外に、調査会・・・通常選挙後初めて招集される国会において、国政の基本的事項に関し、長期的かつ総合的な調査をおこなうため、院の議決により設置される。(現在設置されているもの:国際・地球環境・食糧問題、国民生活・経済・社会保障、共生社会・地域活性化)、憲法審査会、政治倫理審査会が設置されている。
衆議院と参議院で同じ法案審議を行う委員会でも呼び名が異なるものがある。
例)衆議院:文部科学委員会、参議院:文教科学委員会、衆議院:財務金融委員会、参議院:財政金融委員会など。