蓮舫代表は4日、7月に実施される東京都議選の党公認候補予定者である斉藤敦(さいとう・あつし)都議会議員らとともに、東京・小平市内にある花小金井駅前で街頭演説を行った。
蓮舫代表は斉藤敦都議について、「いろいろなキャラクターのある都議会議員の中で、民進党の中で信頼できる方は斉藤さんだ」と紹介し、真面目な人となりであることを訴えた。
さらに蓮舫代表は、東京消防庁の消防官出身で看護師資格も取得した斉藤都議について「命を守る尊さを、命を守ろうとする自分たちの限界を知っている。だから、地味かもしれないが、命を守るための医療のあり方、介護のあり方、一人暮らしの高齢者の安心の守り方について、都議会民進党の幹事長として東京マニフェストをまとめた」「斉藤さんは選ばれた時から仕事ができる人だ。選ばれてから勉強を始めるような人に都政を託すわけにはいかない」と話し、斉藤さんへのさらなる支援を呼びかけた。
斉藤敦候補予定者は演説で都民住宅の抽選について、「2万5千世帯の申し込みに対して当選は1600世帯。何回抽選をすれば当選できるのか。場所によっては100倍を超えるようなところもある。その中で、1人親家庭のように今本当に困っている人がいるなら、家賃補助をしていけばいい。長期で行うのではなく、生活が改善して生活しいていけるようになったらそこで補助を停止するような仕組みにすればいい」と述べ、現状に合った補助のやり方に変えていけばいいと訴えた。
「民進党は、一人ひとりの生活に目を配る政策を提案している」と述べた斉藤候補予定者は、「都民ファーストは豊洲の問題や東京オリンピックの話はするが、意外と高齢者の話などはしない。民進党が今回作った東京マニフェストは、高齢者にもやさしい、一人ひとりを大事にするもの。一番困っている人を助けられない東京都では意味がない。公平で公正で人を大事にする都政を一緒に作っていこう」と、力強く訴えた。
街頭演説会には、小平市の小林正則市長、東京都第19区の末松義規総支部長も駆けつけて訴えた。