蓮舫代表は20日夕、東京・葛飾区のたつみ橋交差点前で、7月に実施される東京都議会議員選挙の党公認候補予定者の米山真吾(よねやま・しんご)前区議会議員らとともに街頭活動を行った。蓮舫代表は集まった150人ほどの聴衆の輪に入り、政策パンフレットを手渡しながら民進党への支持を訴えた。伊藤正樹東京都第17区総支部長も応援の演説を行った。
米山候補予定者は、「今回行われる都議会議員選挙は、皆さんにさまざまなことを審判していただく選挙になる。今の都議会の状況をこのまま許してしまっていいのか」と問いかけた上で、「豊洲の市場の問題もしっかりとチェックできなかった。当初は3千億円と見積もられていたものが6千億円もかかったしまった。その上年間で100~150億円の運営費の赤字も出ると言われている。コスト意識が欠如しているこうした政治をやめさせなければいけない。私たち民進党も、新しい政治へと生まれ変わらせるためにしっかりと取り組んでいく」と話し、都民のための政治を行うと訴えた。
蓮舫代表は、「国政でも都政でも、権力者の近くにいる人が得をする政治はやめよう」と訴えるとともに、豊洲新市場については、「当時私たちは衛生面で問題があるから慎重にするべきと指摘したが、当時の石原都知事も、自民・公明の与党も耳を貸さなかった。その結果6千億円もの税金が投入されたが、誰もこの責任を取っていない。百条委員会で石原元知事は記憶がないと発言した。都政も国政も一緒で、大事なことは記憶も記録もない、だれも責任をとらない。損失を補償するのは皆さんだ。こんな政治はおかしい、一緒に変えていこう」と訴えた。