2005年5月のつぶやき

2005年5月31日(火)

チャイルドライン

 佐世保で小学校6年生の女の子が同級生を殺めた事件から、明日で1年になります。
 ジャパンマニシスト社の発行する「思春期を向かえる子と向きあう 佐世保事件からわたしたちが考えたこと」を読みました。教師である岡崎勝さんと、元衆議院議員でジャーナリストの保坂展人さんの編書によるもので、現場を細やかに取材した保坂さんの思い、そして専門家の方々との対談、教師や同じ世代の子どもを持つ親が事件で受けた不安などが綴られています。
 この事件が起きてからのメディア報道を、よく覚えています。
 インターネット、チャット、いじめ、ナイフ所持、学校の対応、先生の質、地域力の低下、親の教育。次から次へと、事件が起きた原因を探るために、編集された映像が流され、専門家が解説をしていました。そのどれもが本質をついていなかったし、子どもを持つ親の不安に答えていなかった、と記憶します。
 子どもはそれぞれ違います。成長の度合い、性格、家庭環境、学校での活動、友人関係など。そのどれもが日々変わりゆく中で子どもは自己を形成し、成長をしていきます。個の違いを語ることなく、総論で「子ども」をくくることはできません。その意味では不特定多数、一人でも多くの人に見てもらう、読んでもらうことを狙うメディアの報道は限界があると、自分の経験から思います。
 本書は、大げさに騒ぐことなく、冷静にこの事件を検証した上で、全ての親に、大人に受け止めてもらいたい思いがつめられていました。
 子どもの居場所。今では文部科学省も厚生労働省も、政治家も専門家も、誰もが当たり前のように使う言葉があります。でも、考えますと、行動範囲の限られた子どもには、家、学校、地域しか居場所はありません。ネットやチャットや携帯、ゲームは居場所ではなく道具です。居場所を居心地良くするものは、道具ではなく人です。親や友達、近所の人。子どもにとって友達は欠かせない存在です。その友達から遠ざけられてしまった時、家でも学校でも話す相手がいなくなった時、子どもにとっての居場所がなくなります。場所はあるのに、そこに存在している自分が透明になる時ではないでしょうか。
 そんな子ども達の声を聞いて、心の思いを受け止める活動を行っているチャイルドラインという支援センターがあります。1997年に世田谷区の市民団体によって始まったボランティアによる活動です。今や、34都道府県の61の団体で実施されています。今年の黄金週間では1週間で6万件の電話があり、実際につながって対応のできたものが約2万件ありました。
 ある少女からは「今、ドラッグしたの」との声から始まり、電話で応対した人は、彼女の意識が遠のく間も電話を切らずに117分待ったところ、覚醒した彼女から「ありがとう」との言葉があったと聞きました。
 電話で話しを聞く。
 ただそれだけが、と思われるかもしれませんが、悩んでいる子ども達にとって何よりも大切なものだと思います。

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2005年5月29日(日)

岡田克也民主党代表

 「つぎはぎしてるんだ」
 夏に予定されている都議選。民主党の公認予定候補者応援のため、エレベータの中でご一緒させていただいた岡田代表が、自分のズボンの右膝を指して言いました。
 「ツギハギ???」
 一瞬、何のことかわかりませんでしたが、指差された箇所をよく見ると、1センチくらいの大きさで上手に繕ってあるようです。
 「去年の参議院選挙の応援第一声を新宿で行った後、街宣車を降りてから釘か何かに引っ掛けてしまってね。でも、このスーツ、気に入っているから」
 私が言うのも何ですが、代表の照れくさそうな笑顔は子どものようでした。
 おそらく、代表が着ているスーツは我が夫のような「吊るし」のスーツではなくオーダーメイドの上質なものです。で、想像ですが、もしスーツに支障が出ても、一着くらい簡単に買い替える財政的余裕がある方と思います(我が夫が、スーツを傷付けて帰宅しようものなら大げんかですが…)。
 頑固、などとよく評されますが、物を大切にする頑固さ。その庶民性は魅力だな、と思いました。

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2005年5月26日(木)

出生率

 日本の出生率が更に下がり1.28になった、と昨日の日経新聞朝刊が報じていました。厚生労働省に問い合わせると、「関知していないし、この報道には遺憾で、正しい数字かどうかコメントできない」とした上で、2004年の人口動態統計は6月上旬から中旬に発表する、とのことでした。日経新聞はこの記事を一面トップで報じ、同じ一面には「少子化に挑む」との連載企画の第一回目を載せています。メディアで仕事をしていた経験から、この出生率のデータはかなり細やかな取材から得た正しいデータではないかと思います。おそらく、今、省内では誰が数字を記者に話したのか騒いでいるのではないでしょうか。昨年の年金国会で、厚生労働省は本来の1.29という数字を意図的に抑え、年金法案が可決された直後に発表し、批判を受けた経緯があります。今回、報道されてしまった数字が正しいかどうかも、あえて隠さずに事実を発表すればいいのではないでしょうか。
 生まれる子どもの数が減る一方で、悲しいニュースが後を絶ちません。兵庫県では「しつけ」と称し暴行を加えられた5才の女の子が、ほぼ全盲に近い視力障害を負った事件が報じられました。埼玉県では、父親に頭を蹴られ意識不明になっていた1才の男の子が亡くなりました。
 子どもの命を失わせないための施策、生むと判断した方々を応援する施策、1人、あるいは2人の子どもを育て、経済的に精神的に大変だから2人目、3人目の子どもを生む選択をできない方々への施策、そして不妊治療をされている方々への施策。少子化対策は一つでは効果がありません。今すぐに、多方面から対策を講じるべきです。
 今日の午後、衆議院本会議で郵政民営化関連法案の趣旨説明、そして本会議質問が行われましたが、郵政民営化は少子化対策より焦眉の急なんでしょうか。

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2005年5月25日(水)

子犬に癒されます

 子犬が我が家にやってきました。
 生後何ヶ月なんでしょうか。捨てられていた子なのでわかりませんが、私の両手にのる大きさで、まだ、後ろ足がヨタヨタしています。私ももちろんですが、子ども達も大喜び。二人がそれぞれ廊下の両端に立って、「おいでー」と呼ぶと、子犬は2人の間を飛び跳ねるように行き来をしています。じゃれて、ミルクを呑んで、トイレにいって、たっぷり寝る。いやいや、癒されます。
 昨日は、民主党大躍進パーティがありました。党内には、国会審議を拒否している最中に政治資金パーティを開くのはいかがか、というご意見もありましたが、こういう時だからこそ党所属の議員が一丸となって岡田代表を支え、民主党の訴えたいことを支持してくださる方々に直接お訴えをするためにも、パーティを開いた事は良かったのではないか、と思います。代表の挨拶の中にも「闘う」意味に触れると同時に首都決戦、都議選への一致団結という呼びかけがありました。確かに、わかりにくい理由からの審議拒否のようにうつるかもしれませんが、今の政治状況は本当にしなければならない議論が軽視され、何が何でも「郵政民営化」です。その間に、中国や韓国との関係は悪化しています。経済は先行きいまだ不透明です。少子化対策は進んでいません。年金をはじめとする社会保障制度の在り方も議論されていません。
 政治、とは何なのか。国民の皆様にも再度、見つめ直していただきたい、と思うと同時に、今回の審議拒否行動を経て、民主党がどんな政策ビジョンを示していけるのか、も重く問われています。

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2005年5月24日(火)

我が家の朝は

 朝の5時である。廊下でいくつものビー玉がはじける音が響く。そのビー玉を狙って猫が走り回っている。息子は、昨夜作りかけていたビーダマンとかいうオモチャを作り終え、早速、激しく遊んでいる(何時に起きたんだぁ!)。一方、娘の部屋からはピアノの音色が鳴り響いてくる。昨夜、私が教えた「お星が光る」を練習しているらしい(何で朝からピアノなんだぁ!)。
 仕方なく起きだすと、部屋には本やら漫画やらオモチャやらが散乱。「ピアノもビーダマンも後!片付けなさい!!」。子ども達はいきなり私に怒られる。着替えさせ、朝ご飯を食べさせ気付く。子ども達は学校の準備をしていない。しかも、息子は宿題さえもやっていない、ということに。「さっさと支度をして!遅刻だよぉ!」。素直に言う事を聞く子達ではありません。ふと見ると、息子は間もなく子どもを生みそうなクー(猫)のために段ボール箱を切って、部屋を作っています。娘はトイレに駆け込んでいます。
 「いい加減にしなさい!!!」
 毎朝、我が家は私の大きな声が途絶えません。こんな家の状態なのに、今日の午後、我が家に新しく子犬がやってくるらしいのです(母の知人が捨てられていた子犬を拾ったそうです)。子どもが2人に、猫が6匹(しかも、間もなく3匹ほど子猫を生みそうです)、犬が2匹になります。
 明日からを考えてため息をつきながら、目黒区の介護保険課の方々に話しを聞くために家を出ました。今日も忙しい一日になりそうです。

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2005年5月23日(月)

今後の対応が問われます

 この週末、夫が子ども達を連れて一泊の旅行に行くことになったので、土曜日の夜、久しぶりに母と2人で外食に出かけました。
 青山にある老舗のイタリアンレストラン。ここは、母が父と付き合っていた頃から通っていたお店で、私が子どもの頃も家族でよく来たところです。メニューも、お店の雰囲気もサービスも全く変わらないのですが、今、お店を任されているのは、母が若かった時にお店を担っていた方のお孫さんです。
「この前は、80才の御夫婦が記念日だからと言って来てくれました。結婚された時からずっと来てくださるのが嬉しいです」
 そこのあたりが老舗の良さ、なのかもしれません。
 食事をいただきながら、母の若い時の話しや父の思い出などを語り楽しい時間を過ごしましたが、一緒に食事を採ると、母が口にする食事の量がめっきり減っていることに気付かされます。
 母は65才。父が他界した後は、それまで2人で一緒にしていた仕事を一人で担当し、その他に自分の趣味のお店もしています。友達が多く、よく温泉などへ出掛けるなど私より活発で、見た目も年相応には全く見えない自慢の母ですが、最近は、転びやすくなったり、風邪が治りにくくなったり、食事の量が減るなどなど、加齢による様々な影響が出ています。
 介護、は決して他人事ではありません。いつ、私達の身の回りに訪れるのかも予測できません。中でも、私の母のように同居家族のいる人ではなく、お独りで暮らしている方にとっては切実な悩みかと思います。
 老後の安心を保証する改正介護保険法案の審議が、一旦止まっています。
 先週金曜日に衆議院で与党が、郵政民営化関連法案を審議する特別委員会の設置を与野党の十分な議論なく、本会議で採決しました。民主党は、法案そのものにも反対の姿勢を決めていますが、今回はその前の段階での反対です。何に反対したのかというと、平成10年に成立した中央省庁改革基本法の第33条第6項では、「民営化等の見直しは行わないものとする」との条文があります。郵政民営化法案を審議するのであれば、まず、この条文の修正作業を行うことが先決です。ところが、政府は「この規定は、郵便事業の在り方について公社化以後のことまで規定したものではないことから、削除する実質的意味はない」との立場を主張し、修正は必要ないと言っています。さらに、提出される民営化関連法案の第50条に入るべき「任期付き職員採用」規定(介護休暇を取得した職員の代替採用)が抜け落ちていることも、まず正すべきであると主張をしています。この点に関して政府は正誤表で訂正したい、と言っています。他にもいくつか理由があると聞きます。
 だから、特別委員会設置に反対。今後、衆参両院の全ての委員会での審議も
拒否となりました。
 今週は、民主党の今後の対応が問われてきますが、政局が介護法案審議の政策に影響を与えることだけは避けたいと考えています。

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2005年5月19日(木)

改正介護法案審議

 5年前、介護保険制度が初めて導入された時は、いかに制度を国民に浸透させるかに主眼が置かれ、制度の不備等は「走りながら考える」という始まりでした。5年後の今年、制度改正の目的は「介護予防」という名の給付抑制。これまで要支援、要介護1と認定された方々が100%以上の伸びを見せるなど予想外の広がりがあったこと。10年後には団塊世代の方々が65才になり、認定される対象者が更に広がる可能性が高まり、今年度6兆円となった介護給付費は10兆円にふくれあがり、現在平均で約3300円の介護保険料が6000円に値上がりをするとの推計があること、が見直しの主軸となり、いかに政府、都道府県、市町村、被保険者である国民の負担を抑えるか、との審議の結果が「介護予防」という見直しにつながってきました。
 介護を必要とする方々を「予防」する。「予防」することで高齢者が介護を必要とせず元気な生活を送るようにする。一見、当たり前のことのように見えますが、実態はどうなんでしょうか。実は、介護予防のために「筋力トレーニング」、「栄養指導」、「口腔ケア」のサービスメニューを新たに設けることになっていますが、具体的なメニューの中味は政省令に任せられることになっていて、まだ決まっていません。これでは、今、介護を受けておられる方々、介護の現場で仕事をされている方々に「今のサービスが使えなくなるのでは」、「本当に助けの手を必要とする人を切り捨てるのでは」、「利用料金が上がるのでは」といった不安を広げるだけです。
 先日、要支援を受けているお年寄りのお宅を訪問した時に聞かれました。
「国も大変なんでしょ?お金がないから私たちみたいな年寄りにお金かけられないよねぇ?」
 と、聞かれました。
 返す言葉につまりました。
 介護予防、給付抑制、保険者、被保険者の負担を抑える。そのどれもがとても大切なことですが、介護は人間が対象です。経済面からの見直しだけではなく、人々が感じる「不安」をどうやって取り除くのか、という視点が欠かせないものと思います。
 今日は、参議院の厚生労働委員会で2日目となる改正介護法案の審議です。来週の私の質問に向けて、今日の政府答弁に集中をしたいと思っています。

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2005年5月17日(火)

訪問介護の現場で

 昨日、訪れた江戸川区にある社会福祉法人「江東園」のご配慮をいただき、ヘルパーさんと一緒に訪問介護の現場に同行をさせていただきました。
 75才、一人暮らしの女性で要支援の方。2年前に足を手術してから、思うように歩けなくなった、と言います。それでも、「寝たきりになりたくないからね」と、毎日少しは散歩をするようにしていると言います。
 今日から審議が始まった改正介護法案では、これまで、要支援と認定された方、そして要介護1と認定されていた方でも「症状を改善」できる可能性があると再判定された方々は、あらたに「要支援」との認定になり、介護サービスではなく、予防サービスを受ける事になります。具体的には筋力トレーニング、栄養指導、口腔ケアを目的としたサービスが想定されていますが、そのサービスはどんな内容なのか、誰が指導するのか、どこで受けるのか、料金はいくらか、などなど、現段階では不明な点ばかりです。
 彼女に聞きました。一番したいことは何ですか、と。
 「かなわない願いだけど、故郷の長野県に一度帰りたい」
 「行った事も、行きたいとも思わなかったけど、デパートに行きたいね」
 「散歩している時にバスを見ると、乗りたいね。どこかに行きたいね」
 そのどれもに、足が痛いから無理だけど、とつぶやきます。
 現行の介護法では、自宅で暮らす要支援や要介護の方々にヘルパーさんが付き添えるのは食材のお買い物や通院や施設までの送り迎えです。それも、介護保険料を払った上で、1割の自己負担。認定度によってヘルパーさんを使える時間も限られています。
 私は、彼女の言う願いが決して過分な要求ではないと思います。一日の大半を部屋で過ごし、このままでは「寝たきりになる」との不安を抱き、外部からの刺激もまったくない生活は、逆に介護度を悪化させるだけだと思います。
 改正される介護保険法が「高齢者の尊厳」をうたうのであれば、高齢者の移動の自由を少しでも確保すべきではないでしょうか。

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2005年5月16日(月)

社会福祉法人「江東園」

 「おばあさん、おじいさん、おげんきですかぁ?」
 「はい。元気です」
 日当たりのいい園庭に集まった多くの子ども達の声に笑顔で、両手を大きく振りながら、お年寄りの方々が答えている姿が印象的でした。
 今日の午前、江戸川区にある社会福祉法人「江東園」におじゃまをしました。
 ここは、介護老人福祉施設、ショートステイ、デイサービス、訪問介護等のほか、認可保育園をも一体となって運営をされています。
 お散歩に出掛ける子ども達を暖かい拍手で見送るお年寄りがいてくださるおかげで、子ども達は転んでも泣かなくなった、と言います。
 保育園で、1才の乳児たちは、私を見るなり人見知りをして泣き出しましたが、すぐ側に座っていたおじいさんの膝に自然に乗っかっていき、おじいさんに静かに頭をなでられるとにこにこと笑い出しました。
 施設で生活をされるお年寄りは、要介護度が1から5と様々な症状、病状を持たれていますが、子ども達と接する時は表情が明るくなるのです。
 加齢による様々な症状を維持し自律しようとするお年寄りと、育っていく子ども達。子どもと高齢者に同じ生活の場を提供されている「江東園」の福祉の理念には頭が下がり、共鳴をします。
 明日から参議院の厚生労働委員会で「改正介護法案」の審議が始まります。
 法案でうたわれている「高齢者の尊厳」を守る内容なのかどうか、を冷静に審議したいと考えています。

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2005年5月13日(金)

介護保険法

 来週から参議院の厚生労働委員会で「介護保険法」の改正議論が始まります。法律が施行されてから5年。この5年、制度は本当に浸透をしたのか。保険者である市町村間で格差が生じていないか。サービスを受ける被保険者の声に答えているのか。何より、今後増えていく高齢者の「自立支援」たる制度にするためにどうするのかなど、衆議院での議論でも激しい質疑が繰り広げられましたが、民主党としてはこの改正に賛成をし、サービス内容など具体的な項目をより現実的な効果を生むための修正、確認事項を取り付けました。とはいえ、党内には改正法案そのものに賛成することへの意見などがあることも事実です。参議院での質疑を通して、党内の意見が一致するような議論を展開したいと考えています。 
 個人的に現場を見たい、と今週から介護の施設を視察させていただき、介護に携わる方々のご意見を聞いていますが、個人差の激しい要介護者全てに、そしてそのご家族の方々が安心できる保険制度をつくりあげる難しさも実感していますが、介護は、全ての人にとって決して「他人事」ではない制度です。私も、質問をする予定になっていますので、今、どういった質疑をすべきか思案中です。
 ところで、昨日の朝、子ども達が揃ってキャンプに出掛けました。大きなリュックを用意した子ども達。いつもよりバタバタと忙しい朝でした。お弁当に水筒を持たせ「さー、行くぞー」と玄関に行くと、水筒を手にした息子が言いました。
「ママ、これお茶じゃなくてダシだよ」
 反省。

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2005年5月11日(水)

体力勝負です

 子ども達が、明日から一泊二日で学校のキャンプに行きます。持ち物表にある荷物をなにげに、ある程度出しといてあげました。今日は、学校から帰ってきた2人から、それぞれ私の携帯電話にひんぱんに電話がかかってきています。
「この洋服じゃなくて、あの白いズボンでいい?」(お芋掘りだ!汚れる)
「スケッチブックがない!!」(自分で探しなさい)
「家にいない間のたまごっちのお世話をしといてくれる?」(できない)
「ボクのお弁当はおにぎり!」「ワタシはホットドッグ!」(統一してくれ)
 一つ一つに対応をしていますが、身の回りのことを自分で行うようになったな、と。(もちろん私が帰宅して、子ども達が寝ている間に再度確認をしますが)
幼児の時には何もできなかったのにな、と。なんて小さく感動している時間がないほど、今週は国会での仕事が詰まっています。
 厚生労働委員会で審議が始まる「介護保険法改正」の視察、勉強、質問作り。
少子高齢社会調査会では「少子化と性教育」について参考人から貴重なご意見を3時間たっぷり聞かせていただきました。7月に予定されている都議会議員選挙候補者の応援に、ローカルマニフェストの原稿確認。5月24日に都内で行われる民主党大躍進パーティの事務作業。そこに、地方の県議会議員補欠選挙応援依頼が…。
 国会は、郵政民営化法案の影響で夏まで延長、の噂。なるほど、国会議員は体力勝負であります。

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2005年5月9日(月)

台湾に行ってきました

長い黄金週間が終わりました。休みの間、しんとしていた会館にも今朝からは慌ただしく人が行き交う活気が戻ってきています。
 4月末に民主党の日台友好議員懇談会のメンバーと共に台湾を訪れ、陳水扁総統、陳唐山外務大臣などの指導部の方々と会談をさせていただきました。
 日本でも新聞などで大きく報道されていましたが、私たちが台湾に行っている間、台湾国民党の連戦主席が中国を訪問していて、その一挙手一投足が台湾のメディアで連日繰り返し報道をされていました。まさか、台湾のテレビで、毛沢東さんが中華人民共和国成立宣言をしている様子や、重慶での国共合作の歴史的映像を毎日見ることになるとは思いませんでしたが、連戦さんが北京大学を訪れた様子を歓迎する大学生らの姿、また故郷の西安で小学生たちから「お連おじさん、お帰りなさい」という歓迎を受ける様子などが大々的に報道されていて、テレビを見るかぎりでは、一瞬、台湾が中国と統一されたかのような錯覚を覚えるような騒ぎでありました。
 一方、こうしたメディア報道とは裏腹に一般の台湾人が今回の連戦主席訪中を複雑な心中で見守っている声を多く聞きました。
 国共合作に破れた国民党が台湾に渡ってきて、台湾に「中華民国」を成立させ統治を行ってきました。国民党は80年代半ばまで台湾に戒厳令をしき、台湾に住む人達の実に様々な自由を制限してきました。財産だけではなく、命まで奪われた台湾人もいます。その暗黒の時代に終止符を打ち、民主的な政治を切り開いてきた政治家が李登輝前総統や陳水扁総統です。民進党に限らず、今の国民党の若手の政治家の中にも、台湾の民主化を支持し民主的な政治を行っていこうとする方も出てきています。
 そうした若い国民党の政治家とも会いましたが、彼らが言う「中国との話し合い」を水面下ではなく、正面から行って行く事が中台の経済交流を支えていくことにつながり、それは中台統一ではない、とする主張も理解はできます。
 ただ、現実よりも人々の心の中にある歴史の痛みはなかなか消えないようで、今回の国民党主席訪中は、国民党が台湾にしてきたことを思い出させてしまったようです。中には「国民党は故郷の中国に戻って、台湾に帰ってこなくてもいい」といった過激な意見もあるほどです。
 台湾がこれから、どういった外交を展開していくのか。中国との関係はどうなっていくのか。日本にとって、中台関係は決して他人事ではありません。中台有事が日本にもたらす悪影響も計り知れません。
 日本は内政干渉することなく、台湾人が自分たちで民主的に決定した決断を支持する姿勢を持つべきと思っています。
 他方、中国で発生した反日デモ。中国政府は大使館などへの被害を弁償する姿勢を示したものの、責任は日本側にあるとして未だに謝罪をする姿勢は示さないままです。こうした中国側の対応に外交技術でどう答えていくのか。中国への日本人の反中感情を緩和させつつ、中国との経済関係を発展させ、北朝鮮有事に備え、両岸海峡に不測の事態を発生させないようにする。
 日本が行動すべきアジア外交の描かれ方を、民主党内の仲間と議論していきます。

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