2006年1月のつぶやき

2006年1月30日(月)
どこが「廃止」か
正直、「は?」であります。
先週金曜日、衆議院の議院運営委員会で与党提出の「議院年金廃止法案」が賛成多数で可決され、今日開かれる衆議院本会議で採決されることになりました。
議員年金「廃止」と名前がついているものの、中身は全く「廃止」ではありません。全ての議員年金を廃止する民主党案と違い、与党案では、在職10年未満の議員年金は廃止されるものの、受給権を持つ在職10年以上の議員はすでに納めた年金納付金の8割を返還してもらうか、15%減額の年金を受け取るかを「選択」するという内容です。例えば在職10年の議員が返還を選べば約1000万円戻り、年金は受け取れないことになりますが、減額した年金受給を選べば年間約350万円の年金を受給します。わずか3年で納付額を手にすることから、どちらを選ぶかは明らかです。
しかも、年金納付制度がなくなるため、すでにプールされている基金がなくなれば、以降の議員年金は国税から支払われることになります。
「は?」です。
厚生年金は、高齢化で社会保障費の負担が上がることを理由に、保険料引き上げ、受給費を下げると決め国民に負担を押しつける一方で、議員の年金は保証する内容のどこが「議員年金廃止法」なのでしょうか。
BSE、耐震偽装問題、ライブドア問題など、大きなニュースに国民の注目が集まる中に、拙速に法案を数の力で通すという姿勢に「与党の本音」が見えます。
##########
2006年1月26日(木)
食の安全
「BLTと言うんだそうです」
昨日開かれた民主党の「次の内閣」閣議の冒頭、鳩山幹事長が言いました。BLTとはベーコンレタストマトサンドイッチのことですが、幹事長が言うには
「BSE、LIVEDOOR、耐震偽装」それぞれの頭文字を略したものだと。
メディアは「3点セット」と報道していますが、この一つ一つどれをとっても国民の安全に大きく関わり、真相究明、安全の確保は政治の責任です。
来週開かれる予定の参議院、予算委員会での補正予算審議に向け、BSE問題に取り組んでいます。なぜ、急いで米国産牛肉の輸入を解禁したのか。なぜ、特定危険部位である脊柱が商品として輸入されたのか。米国でのリスク管理体制はどうなのか。日本の市場に安全でない牛肉が流通する恐れはあるのか。原産国表示義務のない加工食品、小売店で売られるお惣菜などに混入している可能性はないか。
秘書、事務所一同、連日資料に追われていますが、人を、子どもたちを育て、その命を育む「食の安全」を守るためにがんばっています。今日は、これから成田空港にある検疫所を視察に行ってきます。
##########
2006年1月24日(火)
「別問題」ではない
昨年の総選挙時。
「新しい時代の息吹を感じる」と言ったのは小泉首相。
「堀江さんを勝たせてください。まさに、革命前夜。素晴らしい青年」と持ち上げたのは武部幹事長。
「日本中が、世界中が注目する我らがホリエモンの応援にやってきました」と叫んだのは竹中大臣でした。
公認こそしなかったものの、亀井静香さんの刺客として自民党幹部が続々と堀江候補者の応援に選挙区まで駆けつけたのは記憶に新しいです。
メディアさえも、堀江さんをもてはやし、「ヒルズ族」との言葉を生み出し、堀江さんが発言した内容は細かく報道をされていました。その言葉から「想定内」という流行語大賞が生まれました。
ライブドアの堀江社長が事情聴取をされたことを受け、衆議院本会議で前原代表が先の総選挙で自民党幹部が堀江社長を応援した責任を問うと総理は
「今回の事件と幹部が応援したことは別問題だ」
と答弁しました。
党をあげて応援した候補者の会社が家宅捜索を受け、その影響で東証がシステムダウン直前まで追いつめられました。日本の信用を揺るがすライブドアショックは世界で報道をされました。そして、堀江社長の逮捕です。
決して、別問題ではないと考えます。さらに言うと、「別問題」と一蹴することは「開き直り」とも言えるのではないでしょうか。私は子どもに開き直る発言をしてはいけない、自分が悪い時は謝ることと躾をしています。多くの保護者も同じように子どもに言っていると思います。政党が、その政党の総裁が、日本の総理が責任を認めない姿を、私は子どもに見せたくありません。
##########
2006年1月23日(月)
「安全国会」
再開された米国産牛肉に脊柱が混入されていたことが発覚し、政府は急遽、米国産牛肉の輸入を停止しました。BSEを引き起こすとされるプリオンが溜りやすい部位を特定危険部位と呼び、日本政府はアメリカ産牛肉輸入再開の最低条件として、この特定危険部位の除去と20ヶ月以下の牛に限るとしていましたが、今回、テレビの映像で見る限りでは、脊柱部位は条件に見合った牛肉にわずかに「混入」されたというものではなく、その部位だけを商品としてパッキングされているように見えました。あまりにもずさんでお粗末な「混入」です。
食、住宅、乗り物、子ども。失いかけている「安全」を取り戻すために「安全国会」と名付けた通常国会が先週開会しました。今日は、前原代表による「安全」を問う代表質問が国会で行われました。
耐震偽装を行ったとされるヒューザーとのつながりが深い伊藤公介代議士の証人喚問、参考人招致についても、拙速な米国産牛肉輸入再開についても、子どもの安全を守るという強い決意さえも、総理の口から語られることはありませんでした。郵政民営化について語ったような雄弁で強い口調はどこにいったのでしょうか。
話は変わりますが、昨日、娘と「博士が愛した数式」を見てきました。交通事故の後遺症で80分しか記憶が続かない数学博士と、博士の世話をする家政婦さん、その家政婦さんの息子が繰り広げる静かで優しい時間を丁寧に追いかけた作品です。記憶障害を持つ博士ですが、子どものことについては
「子どもは守らなければいかん」
強く語り、優しく子どもを守り育む姿に、映画とわかっていながら思わず涙しました。今の日本社会で失われつつある大人の姿だな、と襟を正しました。お時間があれば、見ていただきたいおすすめの作品です。
##########
2006年1月19日(木)
事実を明らかに
おととい行われたヒューザーの小嶋社長への証人喚問。民主党で質問をした馬淵代議士のホームページのブログへのアクセス数が一日で約3万件あったと聞きました。また、その日、馬淵・長妻両代議士が質問に立った時間の番組視聴率は、NHKで16%、喚問を中継した民放の視聴率をあわせると約13%。率を人数に換算するとおよそ1700万人で、単純計算すると、7人に1人の国民がテレビで証人喚問を見ていたことになります。
大変、関心の高い耐震偽造問題。その中でも小嶋社長との関係が取りざたされている自民党の元国土庁長官である伊藤公介代議士が今日午前、記者会見を行いました。ところが、この会見で伊藤氏は、自身と小嶋社長の関係は「付き合いのある建設関係者の一人」とした上で、国交省が耐震偽造の問題を発表する2日前に、小嶋社長と国交省に同行はしたが「役人に紹介はしていない」という訳の分からない発言をしています。
伊藤代議士については、小嶋社長から政治献金を受けていること、政治資金パーティの発起人に小嶋社長がなっていること、三男がヒューザー開発マンションの管理会社の代表取締役を務めていること、など多くの疑惑が報道されています。それでも、伊藤氏は今回の会見でこれらの疑惑には一つも答えていません。
国民の関心の高い問題について、消極的な姿勢を示し続ける自民党に対し、事実を明らかにしていくため、党をあげて臨む通常国会が明日開会されます。
##########
2006年1月17日(火)
1月17日
今日は阪神淡路大震災から11年目。そして、幼い女児を連続して殺めた宮崎勤被告への最高裁判決が下る日でもあります。さらに、午後からは耐震データ偽造に関しヒューザーの小嶋社長への証人喚問が国会で行われます。そこに加え、昨夜急きょ行われた東京地検特捜部によるライブドアへの一斉捜索。報道メディアにとって長い長い一日になりそうです。
思うことはたくさんあります。6433名が亡くなった阪神淡路大震災。人々の努力で街は復興されてきましたが、日本はその辛い教訓をいかしているのか、という点検は常に行うものです。新潟県中越地震で被災し、未だ仮設住宅で暮らす1万人もに方々がいると聞きます。被災地を豪雪が襲っています。どうやってその方々を救うことができるのか。宮崎被告が逮捕されてから17年。あの教訓を活かした社会つくりをしていれば「子どもの安全」を脅かす事件はもっと減っていたのではないでしょうか。他には、何故、証人喚問にあわせたかのように突如ライブドアへの強制捜索が行われたのか。そのライブドア社長を候補者として推した自民党の責任はどうなるのか。耐震偽造マンションを製造・販売した責任は一体どこにあるのか。ヒューザーとの深いつながりが疑われている自民党代議士は何故口を閉ざしたままなのか。昨年の総選挙で「改革」を唱えた与党・自民党は積極的に明らかにしなければいけない問題に沈黙を貫いています。
##########
2006年1月13日(金)
報道
「民主党の前原代表は自民党総裁選をみながら、(民主党の代表選挙を)『少し』前倒しすることも考えていかなければならない」との認識を表明した」。
1月4日、前原代表の伊勢神宮参拝に同行した通信社の記者が配信した記事です。この日から一週間後の1月12日、同じ通信社から配信された記事は「民主党の前原代表は代表選の実施時期について、今の党規約の中で進めていきたいと述べ、『大幅な』前倒しはしない考えを表明した」とあります。
代表選挙を少し前倒しする、と発言していたものが、気がつけば「大幅に」と発言していたかのような記事になっています。今朝、ある朝刊でも、自民党総裁選と民主党の代表選挙を比較するような特集記事が組まれていましたが、前原代表が望んでいた「大幅」な日程変更は出来なかったというような内容になっていました。代表が発言したこともない言葉が、どうして報道されていくのか不思議でなりません。
今日の政調会長会見でも、幹事長会見でも、それぞれがこうした記事、報道に残念な思いであるということ、改めて代表の発言を再確認させていただきました。
党にとって厳しい報道でも、それが事実であれば仕方がありませんが、事実でないものが「民主党」のニュースとして報道されることはただただ残念です。
##########
2006年1月8日(日)
通常国会
今朝報道されたNHKの報道番組で、20日から始まる時期通常国会のテーマを問われた前原代表が実に明確に答えていました。
「安全国会です」
子ども、建物、食べ物、乗り物。当たり前と思われていた安全神話が崩壊しました。今の社会に見合う「安全」を確保することが政治の一番の課題だと私も強く思います。
安全を保障するための予算確保のため、そして積み重なった800兆円もの借金を減らしていくために、まずは財政の健全化です。私たちは、国家予算とは別に計上される420兆円もの特別会計改革案をまとめました。特別会計とは「国が特定の事業を行う場合、特定の資金を保有して運用を行うために特定の歳入をもって特定の歳出にあてる会計」のことで、例えば自動車重量税や石油ガス税は道路特定財源として特別会計に入れられ道路をつくります。例えば雇用保険料は労働特別会計に入れられ失業給付や雇用事業にあてられています。こうした特別会計は31あります。この会計は国会の関与がほとんどなされないがために国として行う必要性や、区分会計の必要性、業務の効率化が議論されることも、また、特別会計の事業を行う特殊法人が所管省庁の天下り先になっている現実を正すことも、そして、仕事を受注する企業が族議員に政治献金をして政治家に口利きをしてもらっているのでは、との疑惑に答えることをしてきませんでした。
むだ遣いは一掃する。そして「安全」確保のための現実的なお金の使い方をする。
今年の通常国会は表面だけではない「改革」の議論をつめ、民主党の姿勢をあきらかにしていきたいと考えています。
##########
2006年1月6日(金)
大人になったら
今週は、各種団体の賀詞交換会に顔を出しています。行った先々で、前回の選挙で惜しくも惜敗した前衆議院議員にお会いできるので、近況を話しあったりしています。直接ご本人にお伺いすることは出来ませんが、生活のために支援者の会社で働いている方、弁護士事務所を再開された方、仕事にはつかずに政治活動だけで頑張っておられる方々がいます。生活が大きく様変わりした中でも、「政治を変えたい」「だから再度国会議員を目指す」という強い願いだけは変わらない姿勢に、私は勇気づけられます。
最近、お気に入りのCMがあります。何人かの子ども達が将来の大人になった自分に語りかけている内容で、セリフをはっきりとは覚えていませんが「お花屋さんになってますか?」、「先生になってますか?」、子どもが大人になった自分に語りかけているものです。大人になった時、小さかった自分が今の自分に話している映像を見たらどういう思いを抱くのでしょうか。
昨日、私の子ども達にCMの真似をして聞きました。
「大人の自分に何しているか話してごらん」
ちょっと考えてから息子はビデオカメラに
「大きくなってますか?」(なってるなってる…(私))
娘は
「政治家になってますか?」(それだけはやめてくれ!(私))
ビデオカメラを持つ大人はけっこうドキドキします。
##########
2006年1月4日(水)
2006年
一昨日、子ども達と渋谷に出掛けた帰りのこと。おばあちゃんからいただいたお年玉で玩具を買ったのがよほど嬉しかったのか、玩具の入った袋はしっかり握りしめていたものの、定期券をバスに忘れてきた息子でした。今日、バス会社に問い合わせると警察署に届けているとのこと。早速、息子と警察署に出掛け、遺失物係の窓口で「遺失物書類」に名前と住所を書き込みながら、無事定期券を受け取りました。今年最初の失態でしたが、子どもたちは「ママ、お巡りさんがいっぱいいる!」(当然です。警察署内なんだから…)と大はしゃぎでした。
今日は、年が明けてから4日目。お正月から毎日、子ども達と年賀状を読んでいましたが、戌年だけあって皆さん、飼い犬自慢の写真が多いような気がします。
ところで、公選法の規定で国会議員は自身の選挙区内において、どんなに親しくても有権者あたる人には年賀状や暑中見舞いなどの挨拶状、お中元やお歳暮などの物品を送ることも禁止されています。私は国会議員になってからこの法律を厳格に守ってきていて、いただいた年賀状などを読む時に返信を出せずにいることが残念です。もっと言うと、そんなに知られている法律でもないので、国会議員になってから筆無精になったと思われていないかが心配であります。

次の記事

2006年2月のつぶやき