今日は、衆議院本会議で小沢代表が麻生総理の所信表明演説に対し代表質問を行いました。日経新聞夕刊では「小沢氏は『所信表明』」との見出しで、麻生総理の所信表明演説を『異例の逆質問を連発した首相の所信』と表現して記事にしていましたが、与野党の立場がまるで逆転したかのようです。
今日の代表の質問の中では、民主党が政権を担う事になれば、4年間かけて段階的に予算を組み替えることで20.5兆円の財源を、党が公約した政策に充てていくことを明言されました。それは、初年度に8兆4千億円、第二段階の2、3年目に新たに5.6兆円、第三段階の4年目にさらに6.5兆円の予算をこれまでの既存政策、既存経費の総見直しを行い、予算の組み替えを行って新たな政策実現のために充てていくということです。
一般会計と特別会計の重複分を除いた純計は212兆円です。第一段階では予算総額のおよそ4%、第二・第三段階では総額の約3%ずつを見直します。収入の3%、消費税分にあたる額の見直しは実現可能な目標値だと考えています。
今後は、解散総選挙に向け、具体的に予算の組み替えを行っていく項目などを公表していくことになると思いますが、今日、自民党の細田幹事長の質問に対して中川大臣は「民主党は財源を示さない」というような答弁を何度かされていましたが、現段階において政府が行うと約束をしている「定額減税」の規模と財源を明示しないまま、民主党を批判される姿勢には納得がいかないと思っています。