しっかり審議します

今年の流行語大賞にノミネートされた60語が発表されました。政界からは「あなたとは違うんです」と、福田前総理が辞任会見で言われた言葉がノミネートされていましたが、何故、福田前総理は辞めなければならなかったのを改めて考えさせられます。
安倍元総理も1年前に突然、辞任会見を行い総理の職責を投げ出しました。体調不良であったことが主だった理由でした。ところが、福田前総理は辞任会見で自分には健康の問題はない、と安倍さんとは違うと明言しています。その上で、辞める理由について「民主党が審議拒否や審議引き延ばしを行った」「何を決めるにも時間がかかった」と言われていますが、通常国会において民主党の修正等を経た閣法の成立率は9割を越えていますので、福田さんの認識には大きな誤りがあると思います。
さらに、辞任理由らしき言及としては「政策実施の歩みを止めることがあってはなりません。この際、新しい布陣の下に政策の実現を図ってまいらなければいけないと判断をし、私は本日、辞任をすることを決意いたしました」と言われています。
総理が代わっても、参議院における与野党逆転現象は変わらないので、政府の政策がすぐさま実現する保障はないことから、新しい総理が解散をして「直近の民意」を得た自民党が多数の議席を獲得することで参議院を牽制しつつ国会運営を進めたいと思われたのだと私は思っていました。
実際、自民党の新総裁に選ばれた麻生総理は月刊誌に、『国会冒頭で国民の信を問う』と明言されたことから、解散・総選挙が近く行われるとの見通しになり、現職、元職、新人候補者が選挙に向けた活動を本格化させてきました。ところが、麻生総理は「政局より政策」と言われ、解散には触れなくなりました。最優先する政策においては第二次補正予算案としての経済対策を発表したものの、定額給付金の迷走を始めとして、対策案の財源や法改正案を明らかにしないという中途半端な政策となっています。
何のために福田さんが辞任をされ、一体、何のために麻生さんが総理になられたのかが全くわからなくなってきました。
今日、参議院の厚生労働委員会で舛添大臣の所信表明を伺いました。明後日から委員会で質疑が行われます。
私が出来る事は、現政府が改めようとしない税金の浪費を正し、与党と野党の政策の違いを堂々と審議し、国民に総選挙における判断材料を提供することだと思っています。解散がいつになるかは全くわかりませんが、審議をすることをおろそかにしてはいけないと考えます。

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