「事務所費報道について」

   事務所費について、自民党議員から内閣に対して、質問主意書が提出されました。

 今日、細野幹事長代理から党として調査した結果を会見で明らかにし、メディアに対し私の事務所費について過去3年分の全ての領収書を閲覧してもらい、夕方に私自身が取材に答えたところです。

  私はこれまで一貫して清廉な政治活動、お金をかけない政治活動を心がけてきました。この決意はこれからも変わることがありません。

  6年前に参議院議員として初当選して以降、参議院議員会館で全ての日常業務が担えるような事務所体制を整えてきました。これまでに政治資金パーティは1回も行っていません。また、政権交代を目指し、果たした昨年からは企業•団体献金は全て受け取ることをやめました。

  政治資金規正法では、政治家に関するお金の流れを透明なものにするために、各政治家が政治団体を持ち、日頃の活動の収支を集約し明らかにすることを定められています。私も、政党支部として民主党東京都参議院選挙区第3総支部と、資金管理団体として蓮舫後援会を持っています。

  国会、議院運営委員会の申し合わせで、資金管理団体以外の政治団体の所在地を議員会館にすることはできないため、国会議員は、政党支部などの政治団体の届出上の主たる住所を議員会館以外に作る必要があります。

  私の議員活動の大半はすでに議員会館で行い得る体制を整えていることから、新たに事務所を借り、人を雇うなどの経費をかけて、今以上にお金のかかる政治活動を行う必要性がほぼありません。よって、私の政治団体を、選挙管理委員会に登録するための住所、および郵便物を受け取る住所として、自宅の一部を自らの政治団体に提供しています。

 選挙管理委員会発行の手引に添って、私が政治団体に対して事務所を無償提供し、賃料相当分を私から政治団体への寄付として収入に計上すると同時に、収支報告書への記載ルールとして、同額を支出に計上しています。

(参考:選管発行手引「寄付の内訳」その7)

    ③自動車の貸与、事務所の無償提供、労務の無償提供、物品の供与

     貸与等も寄付となりますので、受けた場合は金額に換算して寄付者

     の区分ごとに寄付で計上し、同額を支出の「政治活動費のその他の

     経費に計上して下さい。)

  今回、質問主意書で指摘された事務所費の賃借料とは、不動産賃借費用のことではなく「事務所の維持に必要とされるもの」の経費のことです。

 私の事務所費の賃借料は2006年に633,280円、2007年で619,780円、2008年は648,480円となっています。平均すると月52,820円で、その内訳は議員会館の事務所で賃借しているコピー機のリース料と、政治活動に使う車の駐車場の賃借料です。

  この記載方法・区分方法も、選管発行の手引によるものです。『事務所費の賃借料』=『事務所の家賃』ではありません。私の事務所費に計上している賃借料は、コピー機リース料と駐車場の賃借料です。

  その意味で、今回の自民党議員が提出した質問主意書、ならびに一部報道における私の事務所費問題はそもそも存在せず、私の政治資金はすべて合法的に処理していると断言します。

  2008年の収支報告までは1件5万円以下の領収書は情報公開対象外でしたが、私は民主党の内規に添って、領収書を全て保存しています。その領収書は、さきほど記者の方々に全て閲覧していただいています。

  過去6年間においても、これからも、私は清廉な政治活動を心がけていきます。

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