「いったん引いて、より強い受け皿になる民進党を新執行部に率いてもらう」蓮舫代表が辞意表明

蓮舫代表は27日午後、国会内で記者会見を開き、代表を辞任することを表明した。

「民進党の代表を引く決断をした。先ほど開いた臨時の執行役員会で(辞任が)了承された」と蓮舫代表は報告。その上で「25日に両院議員懇談会が開かれた。都議選の総括並びに野田幹事長の重い決断を伝え、議員の皆さんの率直な思いに耳を傾けた。そして昨日1日どうすれば遠心力を求心力に変えることができるのか熟考させていただいた。その時に考えたのは人事ではなく、自分自身をもう一度見つめなおさなければいけないと思った」「攻めの部分ではしっかりと行政監視をしてきた。今の安倍内閣のお友達を見ているかのような政治を、えこひいきや不平等、行政がゆがめられたとか途中経過が見えない政治は絶対許してはいけない。ただ一方で、受けの部分に私は力を十分に出せなかった」「いったん引いて、より強い受け皿になる民進党を新たな執行部に率いてもらう。これが最善の策だ。民進党のためでも私のためでもない。国家の民主主義のために、選択肢として2大政党制の民進党を作り直すことが国民のためになる」と辞任する決断をした理由を述べた。

新代表に望むことなどを聞かれた蓮舫代表は、「党規約に基づいて速やかに新代表を選んでいただき、民進党ここにありという体制を作ってもらいたい」「わが党には経験がある人、志が常に高い仲間、若くてチャレンジ精神がある素晴らしい仲間がいる。求心力を高める執行部ができることを切に願う」と述べた。

本文、画像は民進党HPより転載

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