民進党の蓮舫代表は19日夕、7月に実施される東京都議会議員選挙の党公認候補予定者である山口拓(やまぐち・たく)元東京都議とともに世田谷区内にある二子玉川駅前で街頭演説を行った。蓮舫代表のほか、落合貴之衆院議員、手塚よしお元衆院議員らも応援弁士を務めた。
安倍政権と石原、猪瀬、舛添の3代の知事による自民党都政の特徴について蓮舫代表は、「『待機児童を解消する』と言いながら、全く解消していない。『輝く女性』はどこにいったか。介護離職ゼロは全く進んでいない」と問題視。その一方で、国民と約束していない特定秘密保護法、安保法制、共謀罪法をいずれも強行採決で通し、「言っていることはきれいごと。やっていることは約束していないことだ」と、国民の声に応えない自民党政治を強く批判した。
このような悪政に対して「私たちは戦う。民進党は改革政党だ。行革に最も重きを置いてきた。その行政が今揺らぎ、力によって踏みにじられている。国会を閉じ、野党が勝負をする舞台を奪っている」「(加計学園疑惑に見るように)調査をしない。記録をなくし、記憶もなくす。そして個人攻撃。こんなみっともない内閣がどこにあるのか。だから私たちは皆さま方の声を代弁する。総理の声を代弁するのではなく、世田谷区民、東京都民、日本国民を代弁するのが政治の役割だ」と民進党の姿勢を表明した。
豊洲問題やオリンピックをはじめ、都政の進め方について山口候補予定者は、「小池都知事の大改革に賛同している。しかし東京大改革だけでは、皆さまの暮らしも未来も変わることがない。大切なことは大改革の先にどのような政策を具体的に示し、1つ1つ積み上げ、実現するかだ」と指摘。それには「人を大切にする政策、人への投資」として、特に福祉、教育、医療の3分野の政策を進めることが「都民の命と暮らしを守る」上で重要だと説いた。
本文、動画は民進党HPより転載