2005年3月のつぶやき

2005年3月30日(水)

守れなかった命

 つい先ほど、速報のニュースを知りました。3月29日、千葉県で3才の女の子が保護者から虐待を受け死亡した事件が起こりました。銚子署の司法解剖で「虐待」が死因であることが疑われ、父親と継母が傷害容疑で逮捕されました。この女の子への「虐待」は去年9月から疑われていました。近隣住民による通報が児童相談所に2度あった、というのですが、児童相談所は虐待ではないと判断し、女の子を保護しませんでした。その結果、小さい命が失われました。
 3月7日にも、墨田区の児童相談所が母子に関わっていながら危険を回避できずに、3才の男の子が母親に水槽で沈められ命を落とした事件がありました。
お会いした児童相談所長は、「予想できなかった」と言いました。今回の銚子児童相談所長も、「認識が甘かった」と会見で話しています。
 児童相談所は虐待されている子どもの命を守る専門機関です。その機関でさえも、子どもを救えない現実に憤りを感じます。
 あさって、4月1日からは、虐待を疑われる子どもの存在を見聞きした、あるいは疑うような家庭を知っている人は児童相談所だけではなく、近くの市町村窓口に通告できるように法律が改正されます。これまで、児童相談所のように「専門性」を要求されてこなかった市町村の窓口が、虐待されているかもしれない、命を落とすかもしれない子どもを守ることが出来るのかに、更に不安を感じています。
 今日はとても気が重いです。

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2005年3月25日(金)

春休み

 子ども達の春休みが始まりました。
 今は、国会が開会されているので、朝8時から夕方まで永田町に来ていますが、その間何度となく、娘と息子が交互に私の携帯に電話をかけてきます。たいていは、ケンカをしていて、どっちが悪いとか、先に文句を言ったのは自分ではない、との自己正当化の主張です…。ところが、昨日、家に帰ると娘の顎に絆創膏が貼ってあり、息子が泣いて「ママ、ごめんなさい」と謝ってきました。聞けば、携帯電話を取り合って息子が娘の顎に1センチほどの引っ掻き傷をつけた、とのこと。女の子の顔に傷をつけてはいけないことを日頃から言い聞かせていただけに息子はシュン、としていましたが、私が不在の寂しさがケンカにつながるのかなと、その場にいられなかったことを反省しました。
 二人を寝かせた後には、1年生で習った漢字と算数を復習させるために、二人の自習ノートに私が問題を考えて書き込みます。(子ども達は翌日、私が出掛けた後にその問題に取り組みます。)ママからの宿題を書き終えてからは、子ども達の散らかした本やオモチャを片付け、私自身の勉強や読書をしてから、ようやく寝られます。
 仕事と育児、特に勉強を見てあげなければならないお子さんを持つ保護者にとって、学校の長期休暇期間は忙しさが倍増します…。

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2005年3月22日(火)

福岡県西方沖地震

一瞬の出来事でした。福岡2区の補欠選挙立候補予定者の平田まさのりさんと一緒に、民主党の街宣車で閑静な住宅街を走っていた時のことです。
 通りかかった一軒のお宅の駐車場の屋根が、爆音とともに強風であおられたかのように揺れ、家の中から小さい女の子が裸足で走り出してきて、駐車場にいた父親に抱きつきました。
 3月20日に福岡で発生した地震です。
 私は、政治活動のために前日から福岡市を訪れていて、地震発生時に被災地にいました。車に乗っていても体感できるほど、その揺れは大きいものがありました。
 地震発生直後から、街宣車による政治活動を中止し、東京から寄せられる地震情報や気をつけていただきたい点を車からアナウンスしながら平田さんの事務所に戻りました。被害の大きかった玄界島に比べると、福岡市内の住宅街は、家屋の全半壊などの目に見える被災はほぼなく、人々が家から出て情報交換をする様子などを見ると、大きな怪我人が出た様子でもありませんでした。ただ、古いであろう建物の壁や、駐車場の壁などが一部崩壊していたり、亀裂が入っていたこと。集合住宅では水道管が破裂していることなどを見聞きすると、大きな余震が再度襲った場合の被害は想像を絶する、と危惧しています。
 阪神淡路大震災を現地で長く取材をしていた私にとって、地震の恐怖は人ごとではありません。地震は、一瞬にして家族や最愛の人を失い、家や財産全てを失うものです。心に受けた傷は時が解決する、という簡単なものではありません。おそらく、新潟県中越地震の被災者もたくさんの哀しみの中で、多くの不安を抱え生活をされていると思います。
 今月中には、来年度予算が参議院の本会議で成立します。その直後に、自民党は「郵政改革」を重要テーマに議論を深めたいようですが、その前に、防災議論と、防災に備えたセーフティネットをつくることが「政治」に求められている、と強く思います。

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2005年3月16日(水)

そうは思えません

 昨日、昨年の臨時国会で改正された「育児・介護休業法」について厚生労働委員会で質問をしました。
 この法律の改正は、有期雇用で働く方にも正社員と同じく育児休業が取得できるようにするものですが、実は、取得条件が厳しく、実際に取得できる対象者は1万人と見込まれています。しかも、育児休業で休んでいる間の「経済支援」となる育児休業給付金の支給条件を休業取得条件より厳しくしたため、この1万人の中で、給付金を受け取れる人は2500人ほどの見込みとなっています。これでは、有期雇用で働く方の「仕事」も「子ども」も、という思いに答えることはできません。
 昨年の法改正を受けて、厚生労働省は有識者で構成される審議会での議論を経て、この法律の省令を作りました。この省令で、育児給付金支給条件を厳しく定めたのです。その理由を問うと、雇用保険から支払われている育児休業給付金の給付を拡大していくと、ただでさえ厳しい経済情勢を反映して失業給付金の支給額も増えているなか、更に雇用保険財政を圧迫するとの理由です。
 雇用財政を守るため、失業給付金を確保するために育児給付金の支給条件が厳しくなるのです。法改正の本来の主旨である、有期雇用で働く方に「仕事」と「育児」の両立を可能にしいていこう、との目的はどうなるのでしょうか。
 小泉総理も、尾辻厚生労働大臣も声高に「少子化対策」を訴え、対策をとっている、と言いますが、私にはそうは思えません。

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2005年3月14日(月)

明日、質問します

 おとといの土曜日にテレビ東京の番組収録がありました。西川きよしさんが司会で、私と作家の室井佑月さんがゲスト。スタジオには大学生、未婚で仕事をバリバリしている女性、結婚し専業主婦の方、離婚をされ一人で子どもを育てている方など、様々な女性22人と同席をし、「結婚観」について本音を語り合いました。
 嘘をつく、暴力をふるうから別れた、とか。結婚してから態度が豹変し、家事も育児も何もしないから別れた、といった経験談。自分が風邪で高熱を出したら「社会人としての自覚がない」、「うつされては困る」と、妻を放ってビジネスホテルで寝泊まりをした夫。事件があったり、育てるのが怖いから子どもはいらない、と語る女性。実に様々な本音が飛び出しましたが、結婚はしない、子どもは絶対いらない、という声はありませんでした。いつかは、結婚。いつかは、もしかしたら子どもも、との想像を持っています。ただ、社会と携わる「仕事」と「家庭」、「育児」をどうやって両立できるのか、現実の難しさも大きく訴えられていました。
 今、日本で働く非正社員の方々は1500万人います。働く女性の半数以上が派遣やパートなどの非正社員です。多様な働き方が現実となっているにもかかわらず、法律では正社員と非正社員の間に大きな待遇格差が存在しています。「同一価値労働、同一賃金」。全ての女性が同じ条件の下で、多様な働き方、生き方ができる環境を迅速に整える必要性を強く感じます。
 昨年の臨時国会で改正された「育児・介護休業法」では、有期雇用の方も正社員と同じように育児休業が取得できるように改正されました。ただし、取得できる条件が厳しい上に、休んでいる間の経済保障となる育児休業給付金を取得できる条件が、さらに厳しくなっています(正社員の方は、給料の40%を保障されています)。有期労働者で同じように育児休業ができても、給付金をもらえる人ともらえない人がいることになります。
 この点について、私は明日開かれる厚生労働委員会で大臣に質問をする予定です。

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2005年3月10日(木)

論外です

 論外、だと思います。
 自民党の中西一善衆議院議員が10日、強制わいせつ罪で逮捕されました。報道によれば、港区六本木の路上で女性にいきなり抱きつき、強制わいせつ行為を行った疑い、とあります。
 しかも、中西容疑者は警視庁の取り調べに対して、「客引きの女性だと思った」と供述しているとも報じられています。
 折しも、国会では性犯罪者の矯正プログラムの在り方が議論されている最中です。「酒を呑んで酔っていたのでよく覚えていない」との供述は、自身の行動を全く正当化するものではありません。
 行為も論外であれば、その思考も論外です。
 中西容疑者は、議員辞職の意向を示しています。来週15日の本会議で辞職が許可されると、4月24日に行われる福岡と仙台の衆議院統一補欠選挙にあわせ、東京でも補選が行われることになります。自民党か、民主党か。3つの選挙区で有権者の真意が問われることになります。

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2005年3月7日(月)

授業参観

 今日の午前中、子ども達の授業参観がありました。娘と息子はクラスが違うために私一人では対応できず、夫と2人で参加をしました。私は、最初の二時間は娘のクラス。残りの二時間を息子のクラスを参観しました。
 体育の授業で思いっきりドッジボールに汗を流す姿。
 友達と一緒になっての詩の朗読発表。
 3画、4画の習った漢字をマスに埋めて書き、先生の読む漢字でビンゴをする。
 休み時間は、友達とだんごになってじゃれあう様子。
 学校には、家で見せることのない表情を見せる子ども達がいました。1年前の入学したての頃は、新しい友達、新しい先生、そして新しい環境に慣れない姿が多々見られましたが、今やすっかり学校になじみ、自分たちの世界を築いているのです。
 子どもの適応力ってすごいな、と思いつつも、少しずつ、こうして母親から離れて一人で成長していくのかと思うと、複雑な胸中であります。

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2005年3月2日(水)

数の力で採決

 今日の夕方に衆議院本会議が開かれ、平成17年度の予算案、地方交付税、公債特例と所得税の討論と採決が行われることになりました。ここに至るまでの審議で、民主党は政府の押し進める「定率減税全廃」の方向に反対の立場で議論を展開してきました。
 今年度で半減、来年度で全廃になる定率減税は、住民税と所得税あわせて最大29万円の増税になります。しかも、この増税部分は年金給付金の国庫負担分を3分の1から2分の1に引き上げるための財源にまるごと使われる予定です。つまり、年金保険料引き上げ、給付金引き下げの「痛み」に加え、国庫負担金引き上げ部分も国民に押し付ける内容です。
「聖域なき構造改革」で、民間にできるものは民間で。歳出抑制をして財政をスリム化する。そのためには、国民に「痛み」を我慢してほしい、というのが小泉首相の主張です。ただし、今回の定率減税全廃、その使い方を見ると、「痛み」の先に何があるのかが全く見えません。100年安心だったはずの年金改革も、一体化を含めて見直すという民主党の主張に首相が積極的な姿勢を見せたように、すでにグラつき始めたことがわかります。
 その場しのぎの「改革」には全く賛同できません。少子化社会にふさわしい社会保障体制とはどのような形なのか。高齢化社会で高齢者の方々が活躍する働き方とはどのようなものなのか。20年後には60兆円になるという医療費を抑えるための予防医療を確立するためにはどうすればいいのか。
 衆議院での定率減税の審議を見ていて、与党には、見直す、議論する、現実的な施策を講じるための原点を失ったかのような印象を抱きました。
 今日の本会議では、数の力で予算も地方交付税も公債特例も所得税も採決されてしまうと思われます。明日から舞台は参議院に移ります。予算委員会での活発な議論に期待をするとともに、私も厚生労働委員会で現実的な施策を講じるために質問をしていきたいと思っています。

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