この週末は仲間の応援のため、泊まりがけで福岡へ行きました。
福岡5区現職の楠田大蔵代議士、新人では福岡2区の稲富修二さん、福岡7区の野田くによしさん、福岡8区の山本ごうせいさんと街角で一緒に街頭演説をしたり、温かい支援者の方々と話し合う時間を持ちました。彼らが小選挙区で闘っている相手は山崎拓代議士、古賀誠代議士、麻生太郎総理とベテラン揃いです。「蟻と象の闘いかもしれませんが、この国を変えたい思いは負けていません」と、誰もが演説で訴えていました。全く同感です。与党で当選回数を重ねてこられたベテラン代議士が相手だからといって、諦めることは出来ません。
2兆円は、バラまくのではなく消えた年金記録に使ってほしい。
消費税を上げる前に政府の無駄を一掃してほしい。
少子化対策をしてほしい。
疲弊した地方経済に活力を取り戻したい。
農業を再生してほしい。
多くの方々から政治への要望を直接伺うことが出来ましたが、中でも皆さんが共通してお話しになられたのが、「政治に頑張れと言うだけではなく、私たちも頑張りますから、政治を変えてほしい」との思いでした。この声は重く確かに受け止めて帰京してきたところです。
帰ってきて目にした一報は、中川財務大臣が主要7カ国財務省・中央銀行総裁会議後に開いた日銀総裁との共同会見で、ろれつの回らない不確かな口調で対応している姿でした。その様子はローマでの会議を取材に来ていた各国メディア発で世界に報道されたとも伝えられています。
大臣は「風邪薬などを多く飲んだ。申し訳なかった」と釈明されました。さらに「会見前にはお酒は飲んでいない」とも言われていました。月曜には河村官房長官が中川大臣に「自己管理に気をつけていただきたい」と注意をしたことを明らかにされていましたが、G7は100年に1度の金融危機に端を発した各国の対応が協議された場所でした。日銀総裁と並んだ記者会見での日本の財務大臣の発言は世界からも注目されています。しかも、今日発表された昨年10月から12月の日本の国内総生産は3.3%減となり、年率換算すると12.7%と大幅なマイナス成長となったことが明らかになり、与謝野大臣が「戦後最悪、戦後最大の経済危機」と言われるほど、国内外の経済問題はますます深刻になっています。
こうした中での中川大臣の言動は明らかにふさわしくありませんでした。出処進退の問題は避けて通れないのではないでしょうか。