定例記者会見

蓮舫代表代行は17日、定例の記者会見を国会内で開いた。

冒頭、昨年6月に内戦下のシリアに入国した後、行方不明になったとみられるフリージャーナリストの安田純平さんを名乗る男性の動画が16日、インターネット上で確認されたことについて、「邦人保護は政府の最優先の責務だと思うので、安全確保に向けて全力を挙げてもらいたい」と求めた。

この日の朝、民主党は来日中のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大学教授を招き、東京都内のホテルで朝食講演会を開催。これに出席した蓮舫代行は、「現政権の政策では、さらなる財政出動が必要になると話していた。世代を超えて継続する格差の是正策を行うべきとの主張をされていて、まさに民主党の目指す社会、国民の皆さんと進む政策そのものをご指摘いただいたと思っている。私たちは堂々と胸を張って、夏に向けて、われわれの目指す国のあり方を政策として提示していきたい」と感想を述べた。

スティグリッツ教授は前日、政府の「国際金融経済分析会合」に出席し、来年4月の消費増税の延期を求めたが、これを「増税延期のための会議」との見方があることについて、蓮舫代行は「財源のない軽減税率のために消費税増税をするのは全くおかしい」「社会保障と税の一体改革で、将来の安心のための消費税増税分をしっかり回していくというわれわれの理念は変わっていない。安倍政権はその部分を社会保障の充実以外のことに流用しようとしており、それは国民との約束と違うんじゃないか」と指摘。その上で、「安倍さんはアベノミクスは成功している、景気は良くなっていると言っている。ならば消費税を引き上げない理由はないと思う」と述べるとともに、「国民の皆さんの声を聞くと、賃金が上がっていないから、これ以上消費税を上げられると厳しいというのが正直な声だと思う」として、さらに政府に問い続けていく考えを示した。

本文・動画は民主党HPより転載

 

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