全国高校生未来会議

蓮舫代表代行は30日、議員会館内で開催された「第8回全国高校生未来会議」(主催・一般社団法人リビジョン)に参加し、スピーチをおこないました。「第8回全国高校生未来会議」は、新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点から、実際に参加する人数を限定する一方で、多くの参加者がオンラインで参加する形で開催されました。

全国高校生未来会議は、一般公募・選抜された全国の高校生が「各都道府県代表」として国会に集まり、年度ごとのテーマに即して自らのアイディアを政治家や社会に提言する実践型の政策プランコンテストです。最大の特徴は、政治家・有識者と高校生が意見を交換する場を提供している点です。意見交換をしながら、高校生たちが日本の未来を担う当事者として考えること学ぶことを目指しています。

壇上に上がった蓮舫代表代行は、スピーチの冒頭「まず1人の政治家として皆さんにお詫びをしなければいけない」と断った上で「コロナ感染症が日本を、世界を変えて2回目の桜の季節。この間、いろいろな我慢を皆さんに強いてきてしまった。諦めたこと、我慢したこと、そして泣いたこと、悔しかったこと、寂しかったこと。いろいろなことがあったでしょう。申し訳ない」と発言しました。その上で「私たちは、皆さんのその諦めやそのさまざまな頑張りを、しっかりと応援するための『zeroコロナ戦略』。徹底的に感染症を封じ込める政策を掲げて、これからも政治に臨んでいきたい」との決意を表明しました。

以下は、蓮舫代表代行のスピーチからの抜粋です。

■政治とは何か

「政治とは何か。みんな何を思って今日来たのだろうか。政治は極めてシンプル。皆さんが納めた税金が何に使われるのか。皆さんの納めた税金で、どんな行政サービスがあなたたちを幸せにしているか、あるいは無視をされているか」

「日本の令和3年度の予算額は約107兆。107兆円というお財布で、わが国は運営されている。
36兆円が社会保障。年金、介護、医療、ほんのちょっとの少子化対策。
24兆、借金返し。9兆が利払い費。16兆、地方交付税。地方に税源部分をお渡しをしている。
これだけでもう7割。6兆が公共事業。5兆が防衛。5兆が皆さんの学んでいる文教科学。残る9兆だけで、エネルギー、中小企業庁、経済対策、いろいろなことをやっている。ほとんど使い勝手に弾力性がない」

「では収入が増えてるのか。収入がどうなっているのか。44%が借金だ。
残りの56%。最大の借金以外の収入は、皆さんも払っている消費税、それが2割を占めている。法人税、所得税、これで3割。税収は本当にぜい弱で、借金だけを皆さんの肩に押し付けて1200兆円になる。国民1人1千万円」

「だから皆さんには、政治に関心を持ってほしい。自分事として考えてほしい。声を上げてほしい」

■新型コロナウイルス感染症と格差

「コロナ感染症は、世界を変えた。日本で広がったのは何か、格差だ」

「不安定雇用で働いている多くの女性が失業する、仕事をなくす。ダブルワーク、トリプルワーク。シングルマザーの人たち。食っていけない、こういう女性の弱さ脆さが表れてきて、政治も少しずつ変わろうとしている」

「この間、国会の予算委員会で『生理の貧困』を取り上げた。数百円の生理用品、あるいは痛み止めが買えない。それよりも食べるものを優先して買わなければいけない。こんな事態が広がっている。」

「世界は(生理用品の)無料配布の流れになっている。フランスも、ニュージーランドも、無料配布をする流れになっている。なぜ日本だけが。それは男性の国会議員が多いがゆえに――残念ながら――女性の国会議員、衆議院で1割、参議院で2割。男性が多いとどうなるか。女・子どもの問題が、ずっと後回しにされてきた。」

■不妊治療

「ようやく菅総理が不妊治療の保険適用を表明。でも不妊治療の保険適用というのは男性の発想。なぜなら、不妊治療は着床に失敗して流産するリスクがある。そうすると、この流産する時の手術費は、全額自己負担。繰り返したらどれぐらいかかるのか」

「不妊治療というのは治療だけじゃない。その人の心のケアの問題、体の問題。いろいろな自己負担分、踏み込んだものを考えなければいけない」

■夫婦別姓

「9割が男性の姓を選ぶ。喜んで男性の姓を名乗りたい。それはいいでしょう。でもそうじゃない、自分の名前だ。自分のキャリアを大事にしたいと思う人たちが、どうして選べないのか。おかしい」

「是非、おかしいというところに、皆さんの声を上げてもらいたい」

■復興と防災

「菅総理は、3.11東日本大震災を所信表明演説で『総仕上げ』と呼んだ。
復興に『仕上げ』はない。常に続く、そして常に忘れ去られる不安を覚えている。原発も終わっていない」

最後に、蓮舫代表代行は「『あなたたち』が『未来』。この国の『未来』を作っていくのは『あなたたち』。だから声を上げて『政治家』というものを、普通の職業選択(の対象)にしてもらいたいと思います」「どうか皆さん、皆さんの中で確たる意見をもって、未来を生きるのは自分たちなんだと。自分たちが未来をつくるんだ、その想いで、今日もいろいろな議論をしていただきたい。これからもその想いを持って、折れない自分でいていただきたい」と、参加した高校生たちにエールを送り、スピーチを終えました。

本文と写真は立憲民主党HPより転載
https://cdp-japan.jp/news/20210330_1058